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さて、この街を前回訪れた時は、日帰りツアーだったので、お城の手前で、車に拾ってもらい、次の目的地へだったので、これからがお初の旧市街歩きです。霧が出てきた白を後に、坂を下ります。



前を行くのは、スペインから訪れた、日帰りツアー客のようです。天気が同じじゃないか、と文句を行っていたので、ガリシア地方からのツアー客と思われました。



本当にこの道でいいのか、軒先で雨宿りしながら、撮ってみた写真です。



スペイン人達も、「ここじゃないよねぇ？」とボヤキながら、坂を下っていきます。



教会を探しているのですが、どうして先行するスペイン人も、さっさと歩かないんだか？



おっ、何だかあのアーチをくぐった所に、広場があるようです。それにしても、スペイン人はどこかへ行ってしまいました。つくづく、ツアー客だけど、後をついていっても、目的地は同じではないと、思いました。

こちらが、城の塔となります。
雨でぬれているな～、っとウロウロしていました。



前日Coimbraで、後ろ足の親指部分が、巻き爪っぽくなってしまったので、後ろ足も痛むしな～っとウロウロ。



やっぱり、痛いから止しておこう、と塔は後にしました。



塔をバックにした、王様です。



この王様、案外マッチョなんですが、確か身長は160cm程だったそうです。
尚、現代のポルトガル人には、190cmを超える人もけっこういるので、お顔立ちはあまり変わってないようですが、食生活改善のせいで、体格がよくなったのか、と思われます。

さて、お城を背にして、前回は行かなかった旧市街へ向かいました。

さて、最初に行った礼拝堂は、中国人の方々が熱心に祈られていらっしゃったので、最後の最後に、念押しで行ってみた。



入り口は簡素な初期ロマネスク様式である。



内部は、かなり近年、補修がされているんでは？と思えた。何せ、最初に訪れた時、ここに来た記憶がさっぱり無かった上、所々補修工事中であるようでもあるからです。



お城の主人と召使いが、同じ場所に、違う立場で礼拝が受けられる構造になっていました。木組みが古さを感じさせます。



こちらはお城の下にある礼拝堂です。



Afonzo Enriquesが洗礼を受けた礼拝堂ということですが、非常に簡素です。初期ロマネスク時代とはいえ、Asturiasにあるよりは、次代が２００年ばかり後かなぁ、と壁の厚みを見て思いました。

「ポルトガル政府の迎賓館」
見学者はいらっしゃるのですが、人数は少ないので、人払いはしていません。
立ち入らないように、きちんと歩いていい部分と、展示部分が分けられています。



お城につきものの、武器庫ですが、数は少なく、テンプル騎士団と比べると、細身の武器でした。



それにしても、質素だな～、と思いました。
最初に訪れた時は、雨で暗くて、この中も陰気だった記憶が強いのです。



ここは、やっと王族らしい装飾品、まぁまぁ保存がいいタペストリーに、チャイナがあるので、ゆっくり見学しました。

まぁ、これでほぼ一回りしたので、雨の中外に出ました。

【ブラガンサ公爵の館】
ここはポルトガル王を出した王朝の、最初の王、Afonso Enriquesが誕生し、育った館です。一時は、荒れ果てていたそうですが、現在は整備され、他国の王族をもてなすさいに、使われているそうです。



実は雨がしとしと降っている上に、霧がかってきました。
入場料を支払ったら、いきなり中庭でした。



いきなり館の礼拝堂に来たのですが、先客がいらっしゃったので、正面の裏側をパチリ。



ここが、「舞踏会用広間」です。
色あせた、フランドルのタペストリーが、ドーーーーンだけなので、実に肌寒いのです。



こちらは事もあろうに、王の寝室なのです。



あぁぁぁ～、これが中世の最高の部屋だとは、とても中世には生きられない！
天井は高い、とにかく寒い、水利施設は貧しい、やはり現代の日本の生活は便利なんぢゃ～っと実感してしまいました。

次なる宿題の地、Guimarãesへは、バスで３時間泊、ひたすら北上したのだが、バスの気温を見ていたら、あっという間に、外気温が５℃下がってビックリ！到着したのは、とっぷり暮れた夜で、バスターミナル前の宿に無事到着！



何だか高いなぁ、と思いながら、別料金の朝食を、宿のCafeteruaで食べました。まぁ、ビュッフェ形式で、これは最初に取りました。パンがもうちょっと暖かければよかったんですが・・・・



「ポルトガルここに誕生する」
・・・・スペインから独立させた？王様です。



ここが、現在ポルトガル政府の国賓をもてなす場として、使われている館です。

実は前回は、最初にポルトガルに来た時に、日帰りバスツアーで来たもので、個々の記憶しかなかったもので、今回宿題を果たしにきたのでした。

さて、先程のQuinta da las Lagrimasから斜めって、川岸に、洪水で何度も流されたという、旧修道院があるので、行ってみた。



門から覗きこんだが、前段部分（撮影していません）に近代的な、展示施設があり、そこで入場料を取っている模様・・・・どうも、怪しいので、川岸の高い部分にある、遊歩道へ、回ってみた。



（＠＿＠；）こ、これは・・・・ここには、以前王妃の棺が安置されていたそうだが、この見事な廃墟っぷり！どおりでこれだったら、棺も何も、移動させるわけだわ、と変に納得。



首を捻りながら、宿題のCoimbraは、古代ローマ遺跡を除き、無事終了！次の宿題の目的地、北部のGuimaraes行きの、バスに乗るべく、まずはピギーバッグを出しに、宿泊先ホテルまで戻ったのであった。