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from: yeshangさん
2016年03月05日 20時02分07秒
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「霖雨」 葉室 麟著 (PHP文芸文庫)
豊後日田の私塾咸宜園を主宰する広瀬淡窓と家業を継ぎ博多屋の経営にあたる弟の久兵衛の話です。身分上下の区別なく弟子を育成する淡窓と商人として人のためにつ
豊後日田の私塾咸宜園を主宰する広瀬淡窓と家業を継ぎ博多屋の経営にあたる弟の久兵衛の話です。
身分上下の区別なく弟子を育成する淡窓と商人として人のためにつくす久兵衛に対して、郡代からの無理な仕事や横やりが重なります。
それでも、久兵衛は難工事をやり遂げ、淡窓も私塾の運営を続け、ともに信念を貫くことに様々な苦労を重ねます。
その儒者、商人としての生き方には感心するばかりですが、実在の人物で巻末には、その子孫・広瀬勝貞大分県知事と葉室麟の対談が載せられています。
教育者、商人として、一般の人にとってその心構え、信念を持つうえでの参考になると思います。
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葉室麟氏の作品は当たりはずれのない、志を引き締めてくれる作品が多いと思います。
「霖雨」もその1冊です。
「霖雨」はすでに読んでいた気がして、読書メモを見たのですが、パソコンを買い替えたときファイルの移し替えが良くなかったのか見つかりませんでした。
読み進めるうちにすでに読んだものだと気づきました。
しかし、記憶はあいまいになっていて、再度読むこともよかったと思っています。
from: yeshangさん
2016年03月06日 13時04分58秒
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「霖雨」は調べなおしたところ、単行本で読んでいました。
その時の読書メモは次の党利です。
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江戸後期の豊後(大分県)の儒学者で私塾咸宜園を開く広瀬淡窓とその弟で家業を継いだ地方の豪商久兵衛の物語。
天領の郡代は西国で名の上がった咸宜園を配下に置き、久兵衛を動かし公共事業を手掛けることで自分の功績を上げようと淡窓と久兵衛には無理難題を果たしますが、二人はそれに自分達の使命を深く認識しつつ苦労する。
天保の大飢饉、大塩平八郎の乱のある時期でもあり、儒学者淡窓と地域の開発を請けた久兵衛にはつらい時期が続きますが、それぞれの道を志を持って切り開いていく姿には感動する。
若い人や第一線で活躍する人には是非読んで欲しい本。
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