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from: れおさん
2010年04月30日 23時19分39秒
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from: ハマジンさん
2010年04月30日 12時13分51秒
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虚報 堂場瞬一
ビニール袋をかぶり睡眠薬で集団自殺をする事件が全国で相次ぐ。法学が専門の上山教授が自らが主宰するネットサイトで「自殺」を容認する発言をし、集団自殺の人々とメールのやりとりをしていた事を、週刊誌がスクープする。遅れをとった東日新聞社のデキる記者・市川は、地方支局から来た若い長妻記者と共に上山を追い真相に迫る。がスクープを焦る彼らは重大な「虚報」を掲載してしまう。
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いやぁすごく面白かったです♪
新聞記者の実態が生々しく描かれています。特に最強のネタ元を持つやり手の市川と、長野支局から本社に来たばかりの若い長妻との経験、度胸、実力の差が実に上手に書かれていて眼に見えるようでした。
上山という大学教授がキーパーソンで、彼をよく知る市川は、教授が自殺サイトのようなものを作った動機にこだわり、とことん追求をする。アメリカの最南端の町まで飛ぶくらいです。
ラストではその上山の苦悩が明かされ意外なエンディングとなります。ここでも憔悴しきる長妻に対して市川は記者魂を見せつけます。かっこいい〜。
題材、人物、構成…どれもよく練られていてホント良い作品でしたよ。
新聞という媒体の真実と虚報の恐ろしさが伝わりました。
(誤報は訂正記事を出せばよいが、虚報は記事を丸々取り消すことなのでその重みの違いははかり知れないらしいです)-
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from: ハマジンさん
2010年04月30日 11時34分13秒
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悪意 東野圭吾
人気作家・日高が仕事場で殺された。発見者は新婚の妻と幼馴染の野々口。児童文学の作家でもある野々口が事件についての手記を書く。刑事・加賀恭一郎が犯人の隠された動機、トリック、過去に潜む悪意を暴く。
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娘が読みたいと言って借りていたもの。結局読む時間がなくて返すというので、せっかくなので読んでみました。
加賀恭一郎の事件。文中「背が高くて濃い顔」と描写されているので、阿部寛でイメージ的にはOKなのでしょう。ただ私のイメージはちょっと違うかな〜。
野々口の手記と加賀の手記とで話は進みます。
事件を解くカギは日高と野々口の中学生時代に…。
決して動機を語らない容疑者。小説に隠れされた謎。巧妙なトリックと加賀の鋭い観察眼。そして意外な結末。
さすが東野圭吾。うまくまとめてまずまずの出来かなと思います。
ま、1日で読めちゃうんだからそれなりの話ではありますが。-
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from: 窓の雪さん
2010年04月30日 10時21分50秒
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石田衣良「池袋ウェストゲートパーク」
池袋駅西口公園でたむろする若者たち。
マコトは数々のトラブルを解決していくうちに、次第に彼らの中で存在感を増していった。
その池袋で大規模なグループ同士の構想が勃発した。
マコトは自ら「ピースメーカー」となって問題を解決する決心をした。
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ご存知石田衣良のデビュー作。石田作品を多数読んできた
自分がなんで今頃?という気もするが、読む予定の山からようやく取り出した。
後の作品からみると荒削りな印象は受けるが、まぎれもなく石田作品の要素は備えている。
仲間と出会い、その仲間一人ひとりが活躍していく展開は痛快だ。
ロールプレイングゲームの感覚と言って良いかもしれない。
多少のご都合主義は感じるが、エンターテインメントに徹した流れの中ではむしろ自然だ。
ここは理詰めで読者をうならせようという作風の人だったら嫌になるだろうポイント。
俺の推理をどうしてくれるんだ?
という気持ちになるからね。
石田作品として◎はつかない。
表面上の派手さはウケる要素として十分だが、
展開が安易だと感じるのはマイナス。
後の「40」や「ブルータワー」の域には達していない。
やはり初期作品だということか。-
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from: すばるさん
2010年04月29日 06時26分35秒
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「北帰行」佐々木讓
「北帰行」佐々木讓 角川書店
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ロシア圏からの旅行客を専門にアテンドする卓也は、ロシア女性のターニャに随行する。
彼女は日本のヤクザに殺された妹の敵を討つために派遣されたロシアンマフィアのヒットマンだった。
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冒頭の20ページで「こりゃすげーかも!」と久々に興奮しましたが、中だるみで最終的には○評価です。伏線がバレバレでとても残念でした。
ただ、現実とかなりリンクしてるから入り込めますね。このあたりが今野敏との違いなんでしょうか。
稚内のシーンは場所を知ってるだけに臨場感たっぷりでした。
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from: ナナさん
2010年04月28日 16時28分30秒
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夕暴雨(ゆうばくう)東京湾臨海署安積班・・今野敏
東京湾臨海署が新社屋に引越し、ネット好きの須田さんが爆破予告をネットで見て、ホントかうそかと言って本部に掛け合うもホントにされず、催事中にトイレで爆破が起こる。被害者は5人しかし4人が同じ意見。1人だけ違う意見だった。誰がうそを言っているのか?はたして犯人の狙いは何か?安積班に対抗意識を持つ相楽班が新たに加わり、捜査が始まる。文句なし面白かった〜登場人物のキャラがすごく良かった!
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from: すばるさん
2010年04月28日 16時09分20秒
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「雑談スレ 2010年本屋大賞」
2010年の本屋大賞が冲方丁(うぶかたとう)の「天地明察」角川書店に決まったそうな。
江戸時代、日本独自の太陰暦を作る計画に挑んだ青年を描いた時代小説とのこと。本屋大賞で時代小説の大賞受賞は初めてですよね。
以下
2位 夏川草介「神様のカルテ」
3位 吉田修一「横道世之介」
4位 三浦しをん「神去なあなあ日常」
5位 小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」
6位 川上未映子「ヘヴン」
7位 藤谷治「船に乗れ!」
8位 有川浩「植物図鑑」
9位 東野圭吾「新参者」
10位 村上春樹「1Q84」
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さかのぼって調べてみたら、去年までの本屋大賞の作品は60作品中38作品は読んでました。図書館派だからリアルタイムにばんばん読んでいくってのは出来ないね。
ただ2004年から順番に眺めてくと全体的に作品のレベルは下がってる気がします。
いずれにしても、この手の文学賞の中では一番庶民感覚に近い本屋大賞。膨大な本の中から一冊を探し出す時の一応の指針にはなるよね。
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別館の方に文学賞の一覧でも作りますかね(笑)
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from: すばるさん
2010年04月28日 05時46分46秒
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from: 窓の雪さん
2010年04月28日 00時10分30秒
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「Re:その日のまえに 重松 清」
良かった。
ときどき身を震わせて読んだ。
主人公達の心の動きがストレートに伝わってきた。
大切な人を失うということがどういうことか?
と考えさせられた。
重松作品らしい良い本だと思う。
昨夜、知人の父上が亡くなられた。
72歳だった。
明日はわが身に起こることかもしれない。
世代的にそう感じる。
最後はミッシングリングが現われる。
なかなかの構成だと思う。
死をストレートに題材に選ぶのは難しい。
でも、その難しいことをこの作者はやってしまう
何度この人の作品を読んでも感動させられる部分だ。icon
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from: れおさん
2010年04月27日 15時20分46秒