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from: yeshangさん
2013年11月30日 19時41分52秒
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「鏡の花」 道尾秀介著 (集英社)
6篇からなる短篇集。
「やさしい風の道」では幼い姉の死、「きえない花の声」では林業試験場の夫の死、「たゆたう海の月」は息子の死、「つめたい夏の針」は弟の死、「かそけき星の影」では母の死、、そして「鏡の花」では死んだ祖父を思う孫娘が・・・
父母兄弟の死が、しかし、3家族の登場人物は各篇で登場するので、不慮の事故や病気で亡くなった人物が入れ替わり立ち替わり登場します。
死んだ人がいろいろな形で出るのですが、一種のファンタジーの感じを受けました。
Amazonでは評価は分かれています。星5つ~1つまで。
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この年になると、祖父母は亡くなり、父も死んだので、そして、友人や叔父・従兄弟も亡くなりつつあります。幼いころに死んだ友達も思われます。
そんな思いを改めて思いだされるような作品でした。
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年代のせいか、最近の小説はポルノまがいのものがあって、「1Q84」などは、一応読み終えたものの、すぐに古本屋へ持って行きました。
その中で、残してもいいかなあと思う作品です。-
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from: すばるさん
2013年11月30日 15時23分55秒
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「ウエディング・ベル」五十嵐貴久●20131130
38歳にして14歳年下の児島くんとの結婚を決意した晶子だが、冷ややかな周囲の反応に悪戦苦闘。仕事上でも難題山積の日々が続く。
◆まずは前編「年下の男の子」があったってのが失敗(笑)
まぁ仕方ないから後読みしようと本作を読み始めましたが、起承転結どころか、承承承承承承…結。読了最初の言葉が「なんじゃこりゃ?」でした。五十嵐貴久作品は何を読んでも大体こんな感じだけど、それにしてもひどかったわ(笑)
もちろん、前編なんぞ読む気はありません。
若い人向けのライトノベルの延長みたいなもんでした。×一歩手前の△です。
五十嵐貴久の快作は「交渉人」「籠城」だけですね。後は暇潰し程度にしか推せません。-
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from: すばるさん
2013年11月28日 00時44分56秒
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「海と月の迷路」大沢在昌●20131127
わずかな土地に五千人がひしめく炭坑の島で少女の事故死を疑う若き警察官・荒巻の許されざる捜査は、しきたりや掟に支配された島に波紋を広げていく。警察の正義は守られるのか。
◆550頁越えの長編でしたが適度な緊張感で面白く読み終えました。何よりも長崎県に実在する孤島っていう舞台と、赴任した新米巡査という設定がいいです。また、炭鉱の職員はじめ登場人物のキャラがたっていて非常に分かりやすくサクサク読むことが出来ました。表紙カバーの実際の軍艦島の写真にもワクワクしますね。出来れば地図も欲しかった~(笑)
ここ最近の大沢在昌作品の中では一番面白かったです。◎評価。-
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from: yeshangさん
2013年11月18日 20時54分43秒
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「乱れからくり」 泡坂妻夫著 (創元推理文庫)
第31回日本推理作家協会賞受賞作です。
ミステリーであり、からくり人形・玩具について作家の職業柄tがさまざま語られています。
馬割家の経営する玩具製造販売会社ひまわり工芸の製作部長馬割朋浩が妻・真棹と海外に出ようと車で空港に向かっている途中、偶然の事故で朋浩は無くなります。
真棹の調査で追跡していた私立探偵宇内舞子と助手勝敏夫は、真棹を助け出しますが、その後に起こる馬割家でつぎつぎおこる殺人事件に関わることになります。
そこには様々なトリックやからくりが仕込まれているとお話です。
ひまわり工芸ではからくりを使った玩具も制作しているのですが、からくり人形・自動人形ほかさまざまなからくりが出てきて、殺人事件にも深くかかわっています。関連する人物にからくりについていっぱしの知識を持っている人が多くでてきて、からくり・からくり人形の歴史の一端を知ることが出るほどです。
ミステリーとして、面白い作品だと思います。
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購入日付を見ると、昨年の1月になっていました。なぜ買ったのか、記憶が無くなっています。 最近、このような本が増えてきて、購入動機の記録も残しておかねばならないなあと思っています。新聞・雑誌の書評、広告、Webでの紹介、衝動買い・・・、そしてその時何に興味をひかれたのかなども。-
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from: すばるさん
2013年11月16日 06時59分00秒
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「代官山コールドケース」佐々木譲●20131116
最新のDNA鑑定が17年前の殺人事件が冤罪の可能性を指し示す。闇に潜む真犯人を追い詰める。
◆水戸部刑事が活躍する「地層捜査」の続編。迷宮入りした事件を掘り起こすってのが作品のベースになってますから、とにかく地味ですね。
文章力は間違いなしの佐々木譲!折り紙付きでめちゃくちゃ上手いから、何の突っかかりもなくスラスラ読めるんだけど…過去の事件を掘り起こすという作業が中心で…丁寧すぎてね~かなり飽きちゃいます…(^_^;)
面白いのに一気に読み進められないという変な読後感。
まぁ、何はともあれ、刑事物小説ではエンタの今野敏・刑事土着の佐々木譲・人間ドラマの横山秀夫!。このトップ3でいいんじゃないでしょうか♪(笑)◎評価です。 -
from: yeshangさん
2013年11月09日 22時55分35秒
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「第二次世界大戦 影の主役」 ポール・ケネディ著
読み始めました。
太平洋戦争の話は悲惨で、あまり好きではないのですが、それでも日本軍とドイツ軍の進撃はすさまじく、これに対するヨーロッパ、米国がいかに対応したかが興味深く、読むこととしました。
日本の開戦当初の勢いを持てばアメリカ海軍も太平洋の藻屑にできたところですが、山本五十六元帥の戦死以来はじり貧の戦いで、これではまともには戦えないという状況に陥っています。
銃・砲も弾も食料もない、艦船も飛行機の援護のない、まさに航空機の特攻に似た戦争が繰り広げられることに、戦闘よりも餓死で死んでいく、なぜこんな戦争を続行したのかの戦後の私にとっても残念至極なのですが(日本軍人のそれまでの訓練・精神を考えれば弾も食料もない中で死んで行くのは)、それには連合軍側の戦略・戦術が見逃せないのではと思います。
これからの戦いは無人のロボット(航空機・爆撃機・地上部隊)と衛星にコントロールされたミサイル、衛星による敵情視察と兵器のコントロールに主力が移ると考えています。
いくら、米国や中国が空母を持っていても衛星とミサイルで攻撃すればひとたまりもないでしょう。尖閣が占領されてもミサイル一発で全滅できるのですから。
これからの、戦略、戦術は大きな転換点にあると思っています。
しかし、基本的な戦略、戦術は戦史に学ぶところが多いと思います。
何しろ「孫子」の兵法はいまだに重要な戦略・戦術書ですから。-
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from: yeshangさん
2013年11月08日 20時39分28秒
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「政と源」 三浦しをん著 (集英社)
幼馴染の堀源三郎(源)と有田国政(政)のお笑いのような人情あふれるお話です。ふたりは同窓の73歳。
源三郎はつまみ簪(かんざし)職人で吉岡徹平という二十歳すぎの若者を弟子にして、今も現役で簪を作っています。徹平には美容師のマミさんという恋人がいて、二人の仲は話を盛り上げます。
一方の国政は銀行を退職して今は悠々自適ですが、女房は娘夫妻のの家に行ったきり、ひとりさびしく生活しているのですが、源さんとは幼馴染の仲なので行ったり来たり。
源さんの職人根性とバサラの性格、政の元銀行員の生活習慣、異質な二人ながらにもおもしろい展開があります。
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故郷に帰れば同じような相手がいそうです。源さんほどの極端な相手はいそうに有りませんが。
気楽に楽しく、時には少しはらはらして読むような本です。
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from: yeshangさん
2013年11月06日 20時13分58秒
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「里山資本主義」 藻谷浩介著 (角川Oneテーマ 新書)
里山、農山村の生活は、確かにそうだと思います。
しかし、農山村では車、軽四・ミニトラックがないと生活できないところもあって、無免許の人間は生活は困難です。
エネルギーを主体に書いていますが、製材業の廃材の木材ペレットでは何とか採算は合いますが、間伐材を使うとなれば、政府の援助金に頼らなければならないなど、課題は多いと思います。
原始共産社会に後戻りするような話で、私の地域活性化の検討の参考にはあまりなりませんでした。
確かに、地域の人々のつながりは本書ではなく、深く考えるべきことです。私も故郷に帰れば「絆」とか地域の繋がりをいまだ持っていますが、そのような人が亡くなっているのですが。
寂しさを感じました。
いまさら皆が農業をしても始まらないでしょう、里山の農家・林業に戻っても、そこでやっていける人だけの話になります。
農地が少なく、資源はなく、人口だけが多い日本の将来を真剣に考えるべきでしょう-
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from: yeshangさん
2013年11月01日 20時22分25秒
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「神々の沈黙」 ジュリアン・ジェインズ著 (紀伊国屋書店)
タイトルに惹かれて、Amazonの書評を見て買った本です。
内容・書評はAmazonを参考にしてください。
精神史と歴史のお話です。
4000年以前は「意識」はなくて、右脳からの神の声を聞いて生活してきたが、言葉・文字が発達し、左脳が優位になって、右脳からの神の声が聞こえなくなったというお話です。
それは紀元後は顕著になって、今の人は右脳の言葉が聞こえなくなっていて・・・と。
まるで、釈迦の本当の言葉が伝わらなくなって、像法や末法となったを連想させられます。
紀元前・西洋の神話の時代の話には日本人として基礎知識が無いので読むのに苦労しました。1割も実感して理解できていないのではと思います。
欧米人に古事記や平家物語、織田信長を片言隻句で理解してもらおうとしているようなものですから。天照大神が隠れた岩宿、源平合戦の壇ノ浦などはじめ、西洋人には「天照大神がおかくれになった」古事のようにとか「壇ノ浦の義経の八艘とび」のようにと言われてもピンとくる人は少ないでしょう。ここらに翻訳本の読みにくさもあるようです。
右脳・左脳による二分心による話が600頁にわたって述べられているので、本当に興味のある人にしか勧められません。-
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