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from: yeshangさん
2015年09月27日 23時15分59秒
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ランニングハイと読書ハイ
ランニングを始めると最初は前途の距離を思い、体も重く感じるのですが、やっているうちに快適になり、体も軽くなると感じるようになります。
読書も、全体のページ数や残りのページを思うと、ちょっと苦痛に感じますが、読んでいるうちに引き込まれていることに気づかされます。
読みかけのものでも体調が思わしくないと煩わしく感じますが、思い切って読み始めると、時間を忘れて読んでいることがよくあります。
私は糖尿病でインスリン注射をしていますが、本を読みふけっていると、気が付くと低血糖でふらふらになることがよくあります。
運動で血糖値は下がりますが、本を読んでいても、頭を少しは使うと糖分の消費につながるようです。
しかし、読み始めるまでが体調やぐずぐずする生活がたたって大変なのですが、何かにつけすぐやる生活にしようといつも反省しているところです。
とにかくやり始めれば、本来凝り性ですから、それに没頭できるとは思っているのですが、とっかかりを、起動装置をどう動かすかが課題になっています。 -
from: yeshangさん
2015年09月25日 20時41分46秒
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復習は効率の良い勉強法
何かの本で読みました。
復習は学んだことを1/10の時間程度でできると。
そして、記憶を定着させるのには最良だとのことです。
私も、この欄で読書感想文を書くことで、再度内容を復習しています。
書くことは大切です。
日ごろ思っていること、悩んでいることも書き出してみれば、その要点がわかりますし、大したことではないと気づかされ、これはいいアイデアとのことも気づかされます。
紙でもパソコン上でのWARDでも書いてみると気づくことが多くあります。 -
from: yeshangさん
2015年09月25日 18時36分06秒
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「大地 ㈠」 パール・バック著 (新潮文庫)
中国安徽の貧しい農民の子として生まれた王龍は金持ちの奴隷の女を妻にして、二人で家産を増やし、紆余曲折を経ながら、王龍は地主・資産家となるまでのお話です。
第一冊目を読んだばかりですが、引き込まれています。
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「大地」は読みたいと思っていましたが、全四巻の文庫本です。
読み切れるのかの不安と、4冊では文庫本でも結構な額になるので躊躇していました。 年金暮らしでは、いくら本好きといっても、ホイホイとは買えません。
それが、長男の本棚に4巻揃っていました。長男の本棚には中国語の文学書が多くありますが、今は手を出す気力はありません。
長男に断りを入れて「大地」を持ち出したのですが、やはり、4巻の重みでしばらく積読になっていました。
ようやく、意を決して読み始めましたが、王龍の波乱万丈の人生の虜になりました。
パール・バックのような米人が、なぜこんなに中国に深くかかわる小説を書けたのかは、彼女は、幼いころからずっと中国で生活してきたとの経歴で納得しました。
中国にどっぷり浸っていた人生ですが、やはり外部から中国を見た目があったと思います。それだけに中国人にも気づかないものが見えたと思います。
小説としての面白みだけでなく、日本人が中国人の国民性を理解する上でもよい本と思います。中国と関係を持つ人には是非読んで欲しい本です。
本書はピューリッッアー賞受賞作で、パール・バックは女性初のノーベル文学賞受賞者です。 -
from: yeshangさん
2015年09月22日 20時06分16秒
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「流(りゅう)」 東山彰良著 (講談社)
1949年、共産党に敗れ、国民党とともに台湾に渡ってきた葉一家の葉秋生の中学生時代からのお話です。
高校生の時に祖父が何者かに殺され秋生は犯人は誰かをずっと思い続けることになります。
しかし、替え玉受験で退学になるなど、秋生のその後は波乱にとんだ生活が続くことになります。
ミステリー小説ですが、最後に祖父を殺した犯人は、意外なことに・・・。
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直木賞受賞作です。
人名など中国でルビを振って出てきますので、最初は読みづらいかもしれません。
しかし、1960年代後半から1990年代までの台湾の状況が描かれていて、また、中国大陸の太平洋戦争前後の混乱期の様子は、国民党も共産党にもその場の成り行きで人々はつくこととなり、馬賊の横行のあることもあって、そこに敵味方入交り、地方の村が皆殺しに会うような話も古老から語られます。
戦争の悲劇とその背景、当時の社会を知り認識するうえで、日本人はもとより中国・台湾の人たちにも読んでもらいたい本です。日本人には中国社会、習慣・文化の一端を知ることとなると思います。 -
from: yeshangさん
2015年09月14日 19時30分50秒
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「猫のいる日々」 大佛次郎著 (徳間文庫)
猫に関する随筆が60篇、短編小説5編でこれも猫に関連しています。
猫好きには良い本と思います。
なにしろ大佛次郎は大の猫好きで、常時家には15匹いたと書いています。
短編は、戦中・終戦時のお話ですが、童話として、小学生に読ませても読み聞かせてもよいものです。
巻末の書評に相当する福島行一氏の「大佛次郎と猫」も大佛次郎の猫好きを余すところなく書かれていて、大変参考になりました。
飼育された猫は、昭和37年までに500匹以上、亡くなった猫は自宅の庭に埋葬されていると・・・。
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私を含め家族は皆猫好きで、シャムネコを飼っています。もらってきた猫です。
娘は大の猫好きで、エサやトイレのなどは娘が全額支払っている猫のパトロンです。
私は犬も好きなのですが、マンションでは飼うのに排泄物の始末や食料の関係で、小型犬しか飼えないので、猫に軍配を挙げています。
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あいこさんの「白雪姫殺人事件」は湊かなえさんの作品なので書店でちょっと気になった本ですが、題名からパスしました。
しかし、書評からは、興味を持つ内容です。
中国では、この間の天津での大爆発でもうわさやデマが飛び交いました。
1989年の天安門事件の時も、インターネットやスマホはありませんでしたが、うわさやデマが飛び交いました。
当時の中国の通信・報道の貧弱さと、昨今の報道統制がうわさやデマを増幅させています。
日本では、有名人の麻薬使用や付き合い関係、猟奇的な殺人事件、政界での汚職などではワイドショーであれやこれやと、これでもかと話題になりますが、真相がわかり解決すると、ぴたっと鳴りやんで何事もなかったような日常になるのはおもしろい現象と思っています。 -
from: あいこさん
2015年09月14日 00時16分47秒
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白ゆき姫殺人事件 湊かなえ
【あらすじ】
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。
ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。
人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。
ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は加熱する一方。
匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのかーー。
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犯人は誰なのか?行方不明の同僚なのか?この同僚はいい人なのか?悪人なのか?
と、興味がわいて一気読みしました。
今ネット上で、匿名でいろんなこと書けるじゃないですか。それが、結構怖いと思いました。
だんだん話がふくらんできて、事実と違う内容になってくることも、たくさんあるんじゃないかと思った。なにしろ、いろいろ考えさせられる本で、面白かった。 -
from: yeshangさん
2015年09月12日 21時41分37秒
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「ピブリア古書堂の事件手帖 6」 三上 延著 (メディアワークス文庫)
シリーズものなのでついつい6冊目まで来ました。
今回は、太宰治の私家版の初版「晩年」をめぐるお話です。
ピブリア古書堂の栞子さんが襲われた相手は仮出所し、太宰の初版は、栞子さんの知人・久我山家にもあります。そして1冊は栞子さんのところにも。
これらの稀覯本をめぐって栞子さんの本を含め2冊を奪いたいと他の二人が画策するストーリーです。
成り行きで読むようになったシリーズですが、今回で打ち止めにしたいと思います。
稀覯本や初版、豪華本などはいまのところ興味は薄く、本の価値よりも残り少なくなった人生で、内容に重きを置いて読みたいと思っているからです。
値段的に価値あるだけの本は、子孫に残すにはいいかもしれませんが、そんなお金もありませんし、読みたい本・読まねばと思う本を読もうと思っています。
ちなみに、わたくしは、図書館で本を借りることもありますが、自分で買って読む本が大半です。新本の香りをかぐことにも喜びがあります。 -
from: yeshangさん
2015年09月02日 22時01分48秒
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「高野山」 松長有慶著 (岩波新書)
今年は高野山開山1200年の年です。タイムリーな本と思います。
高野山に生まれ、高野山大学を出て、東北大学博士課程を出た松長氏の著書です。
真言宗管長を経て補陀洛院住職ですので、高野山の機微に触れた内容です。
高野山、弘法大師に関心のある人にはお勧めの一冊です。
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私は高野山の梺に生まれましたので、先祖代々の真言宗です。
空海の真言宗では、すべての宗教を肯定し、儒教、道教をも抱え込む思想です。
現在のキリスト教やイスラム教を空海はどう見るか、関心のあるところです。