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from: あいこさん
2015年10月24日 22時33分24秒
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from: yeshangさん
2015年10月11日 21時00分13秒
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「大地」 パール・バック著 (新潮文庫)
初代王龍は貧しい農家から農地を広げ、大きな地主に、2代目は大地主、土地をもとにした商人、末弟は軍人になって軍閥を組織。そして、3代目はそれぞれが父母の縛りに会いながらも自由な考えと生活を送ります。
有吉佐和子の「紀の川」の中国版を感じました。
なぜ、パール・バックはこんなにも中国の事情に通じ、赤裸々に中国のことが書けたのか疑問でしたが、生まれてすぐに神父の父母とともに中国にわたり、ほぼ一生を中国で生活しています。アメリカ人というよりは英語よりも中国語を先に話し始めたという子供だったと最後の解説で書かれています。
ピューリッツアー賞受賞作であり、ノーベル賞受賞につながった作品として、読み応えのある本です。
パール・バックの生きた中国近代史であり、中国社会を理解するうえでの参考になります。清朝崩壊から新中国成立までの歴史を知って読めばと思います。
中国に関心のある人には是非読んでほしい本です。
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長男が中国語を勉強していたので、中国関連の本が多くあって、私も中国の仕事の経験があり、中国語も勉強していましたので、長男の書棚で見つけ借りて読んだ本です。
まだ面白そうな本が多くありそうなので、見つけ出しては読もうと思っています。
この本もそうですが、長男との話のネタになっています。