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from: yeshangさん
2016年04月24日 22時16分47秒
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from: yeshangさん
2016年04月22日 20時11分00秒
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「孫悟空」 中国古典文学大系・平凡社
以前に、35年ほど前、平凡社の中國古典文学大系の「孫悟空」を読みました。
きっかけは、NHKのFMでの読書の時間で、なんとか緑さんの「孫悟空」の朗読でした。
内容とともに緑さんの声、詩の格調の高さに(よくわからないとるがところが多くありましたが)、魅了され、その本、平凡社の本を探し当てました。
まだ、古本になる前のシリーズで、本当にいい本をとの思いでした。
しばらく、このシリーズは出ていましたが、私は、いい本であり、装丁が良いので40巻ほど買っています。
今、読んでいる「西遊記」は岩波文庫版の中野美美千代です。
なかなかの労作と考えています。
私は、中国古典文学大系の「孫悟空」の詩を見ながら、緑さんの翻訳詩を参考にして、自分なりの解釈をしたいと思っています。
しかし、どちらの本も大変面白いので、西遊記に手に入る物があればいいでしょう。 -
from: yeshangさん
2016年04月18日 00時43分43秒
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「獅子吼」 浅田次郎著 (文芸春秋社)
6篇からなる短編集です。
中でも表題の「獅子吼」は動物園に来たオス虎の声。動物園の飼育係をしながら苦学生であった草野二等兵がこっそり残飯を動物園に送る話で始まります。
終戦前には動物園の動物たちに与える食料も乏しくなり、空襲で猛獣が解き放たれることを恐れ、草野二等兵は動物たちの射殺に行くこととなるお話です。
人も動物たちも戦争の前にしては哀れなものです。
「帰り道」 集団就職で東京に来た妙子は会社のサークルでやってきたスキーバスの中で、あこがれていた光岡くんの風呂ポーズを受けたが・・・。
「九泉閣へようこそ」 兜町の証券会社に勤める真知子、40歳は髪結いの亭主と知り合ってから長らくの付き合い。2人は温泉旅館に旅することになるが、そこで奇妙な殺人事件に遭遇します。
「うきよご」 私生児の隠語で浮世児とも憂世児とも。父親の命令に近い願望で東京大学を目指す和夫と異母妹昭子、下宿の隣人、服部、それに不思議な先輩東郷さんの話は学生の時代のなんとも不思議な落ち着きのない思いを抱かせられます。
「流離人(さすりひと)」 沢村は東大から学徒出陣で即席少尉となり、終戦前に満州へ転属となります。奉天からの列車の中で桜井中佐と知り合いになって。そして新京に着き、チチハルへ転属する内でも桜井少尉と出くわすのですが、奉天駅で、「戦が終わるまで迷子になっておれ」との命をうけることに・・・。
「フルー・ブルー・スカイ」 ラスベガスですっかりすってしまった戸塚幸一。場末のグロサリーストアのポーカー・マシンで最後の金を賭けるが、これがおお当たり。そこに偶然の珍事件が綱買ってきます。
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「獅子吼」はどうもいたたまれない気持ちにさせられます。
我が家のシャムネコ「チョコ」には、今の時代でよかったねと言う気持ちになります。実家の灰色の猫「ちゃこ」にも同じ気持ちです。 -
from: yeshangさん
2016年04月05日 20時59分51秒
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「100分で名著 司馬遼太郎スペシャル」 磯田道文著 NHKテレビテキスト
「四作品を軸に、日本と日本人のあり方について考える」と表紙にあるように、司馬遼太郎作品から日本と日本人を見直し、将来を考えさせる解説です。
紹介されているのは、「国盗り物語」、「花神」、「「明治」という国家」、「この国のかたち」で、「坂の上の雲」についても述べられています。
そして、エッセイ「二十一世紀に生きる君たちへ」を最後に挙げて、「自己の確立」と「たのもしい人格」・「自分の考えをしっかり持って行動する人間」が今の日本にもとめられると。
坂本龍馬のように、周りがどうであれ、しっかりと自己を持って時代を動かした人のように。
NHKの朝ドラ「あさが来た」が終わりましたが、女性でも広岡浅子のように主体性をもって行動する人がこれからの日本をけん引すると思います。