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from: yeshangさん
2017年09月28日 19時47分15秒
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魚へんの漢字は、すし屋の湯飲みに書き連ねたものをよく見かけます。
料理が出るまでの暇つぶしに眺めて、知っているものがあるかを見るのも楽しいものです。
以前は中国人の訪問が多く、刺身や寿司もご馳走したのですが魚の名前が漢字で書けず発音できずに困ったことがよくありました。
ところで、日本の鮎(アユ)は中国では香魚(シャンユィ)と言い、日本の漢字の鮎は中国語では「ナマズ」のこととなります。鯰(なまず)の漢字は今の中国人は簡体字で鮎と書いています。
鮭は中国語でも鮭ですが、大馬哈魚(ダーマーハユィ)とも三文魚とも言います。
三文(魚)は中国語の発音サンウェン=サーモンの音訳です。
しかし、海に囲まれ、山林や自然の多い日本人にとって、魚の漢字や知識、樹木や野の草花の名前などは知って覚えて、あの世への手土産としたいとも思っている次第です。
面白い本を紹介していただきありがとうございました。icon
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from: ビノさん
2017年09月28日 13時53分13秒
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「魚へん漢字講座」 江戸家魚八
最近、時間を潰したい時に大変重宝しているのがこの本。
120の魚へんの雑学が網羅されている「魚へん漢字講座」
例えば鮎。
どうしてこんな字になったか?由来は?語源は?に始まり、
鮎についての博物学、美味しい調理の仕方まで教えてくれます。
魚へんに占うで鮎。
日本書紀に、占いで使われた魚と記されていて
そこから鮎となったらしい。
雑学本は気軽に楽しめるので、好きなジャンルのひとつです。 -
from: ルネさん
2017年09月27日 14時12分52秒
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「殺し屋、やってます」 石持 浅海
この本は、自分で買ったものではなく、面白いから読んでみてと友人から頂きました。
一人につき、650万円で請け負う殺し屋。
なぜ650万かというと、東証一部上場企業の社員の平均年収額がそのくらいで、その金額を支払ってまで、相手を亡き者にしたいかという覚悟を聞いている値段なのです。
果たして、650万円、安いのか、高いのか。
どう思われますか?
この殺し屋さんは、フツーの人で、殺し屋が本業ではありません。
どんな殺し方でもお望みのまま。
前金を入金し、3日以内で実行してくれます。
実際問題として、私の人生の中で、今まで殺したいほど憎い人がいたかなぁ・・・
と考えてしまいました(笑)
サラリと読める。1冊です。
短編の7話で綴られています。
本好きの方には、ちょっと物足りないかもしれませn。 -
from: yeshangさん
2017年09月21日 21時17分44秒
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「いま戦争と平和を語る」 半藤一利著 (日経ビジネス文庫)
戦争と平和の本質を語ろうとした本と思います。
明治以来の戦争を振り返りつつ、日本は40年ごとに興亡を繰り返してきたとの思いがあるそうです。実際、先の大戦まではそのとおりであり、その後の1945年(昭和20年)の後の1985年後はどうかと思います。まさに失われた何十年になるのではと。
これまでの戦争の解説とその背景、そして太平洋戦争についてわかりやすく、納得しやすい内容で語られています。
そして、今の、今ある問題を歴史を通してどう考え、解決すすればよいかを回答はありませんが、よく考えよ-というような内容です。
今起こっている中国の海洋進出・一帯一路、北朝鮮の先軍主義-軍国主義、韓国の歴史を認識しない慰安婦問題やベトナム戦争での大量虐殺・目に余る婦女暴行なども歴史の認識や歴史の改ざんも多くあります。
本書は気軽に読める内容ですが、いろいろと考えさせられるものを提供しています。
本当に日本人は先の戦争をよく考え、教訓として理解し、本質を追求してきたかは、「もうあんな戦争はこりごりだ」の一言になるのではないかと思います。
その気持ちも今はなくなりつつあるのではとの思いです。
とにかく平易に読めて、戦争と平和についてよく考えさせられる本です。 -
from: yeshangさん
2017年09月17日 18時35分49秒
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from: yeshangさん
2017年09月15日 19時25分04秒
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「蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)」 周防 柳著 (角川春樹事務所)
大化の改新(645)から壬申の乱(671)それから太安万侶の今ある古事記ができるまでのお話です。
百済人、船恵尺(フナノエサカ)は国史「大王記」を編纂していました。
そこに蘇我氏から側女に産ませた娘コダマを授けられ、オオタカ、ヤマドリ兄弟とともに育てることになります。成長して、ヤマドリとコダマは夫婦になりますがコダマは幼いころに盲目に、しかし、コダマは記憶力がよく、子供のころから恵尺やいろんな人の古いお話を聞くのが大好きでした。
壬申の乱で恵尺とヤマドリをなくしたコダマは気を落とし尼となっていましたが、これまでに聞いてきた古いことを書物にまとめようと筆記者の尼の手を借りて古事記(ふることぶみ)を完成させることになります。
それが今日の古事記につながるのです。
種明かしをしてしまったようですが、本書のストーリー、童話のようなメルヒェンのようなお話、それに動乱の中のお話はは本書を読んでいただきたいと思います。
古事記は以前に現代語訳で読んでいましたが、ここでは古事記に関するお話が随所でコダマの効いたお話として出てきます。
古事記は日本人として、日本人の歴史、文化、生活のルーツとしてぜひ読んでほしい本です。
古事記の一端を知るうえで、ストーリーとしても面白いと思います。
私は、書店で見て気になっていたのですが、日経新聞の読書欄をみて購入しました。 -
from: yeshangさん
2017年09月13日 20時11分49秒
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from: yeshangさん
2017年09月05日 19時39分55秒
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「琥珀の夢」 伊集院静著 (日経新聞連載)
日経新聞連載小説で、副題は「小説,鳥井信次郎と末裔」となっています。
サントリーウィスキーの創始者の鳥井信次郎と後継者のお話です。
赤玉ポートワイン、サントリーの角瓶、オールドを生み出した信次郎にそれに続く今のサントリービールをものにした信吾まで。
しかし、信次郎の赤玉、ウィスキーに取り組む姿が中心になっています。
信次郎は母親の影響もあり神仏に信心深く、人一倍の体力と粘り、研究熱心で今の事業の礎を造りました。途中で若い時の松下幸之助が出てきて、ああ、こういう時代だったのだあと思いました。
そのうちに単行本化して出てくると思いますが、読まなくても手元に置いておきたい本になると思います。
先に書きました、神仏に信心深く、人一倍の体力と粘り、研究熱心・勉強熱心、そしてそれを続ける力は大きな人を作るのだと思う次第です。
私は、10年続ければ一人前になり独り立ちできると思っています。
10年続けられたものはそれなりになっていますが、1、2年でも欠けたものはいい加減に終わっています。
英語、ブラスバンドのトランペット、などなど多くあります。
昔の職人は3年で基礎、6年でそれなりに、9年で技術を習得し終え、のこり1年はお礼奉公として一人前になり、独立したそうです。
今の学制の6・3・3制はその意味で根拠があると思いますが、世の中の進歩で今はさらに大学の4年、修士の2年が求められる世になりました。
私が就職した1971年、既に大卒の内定者の3割は修士でした。