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from: yeshangさん
2019年06月28日 20時00分00秒
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「日本国紀」 百田尚樹著 (幻冬舎)
古代から平成に至る日本通史です。
なるほど、そうだったのか、やはりと思わされる内容でした。
この本は中学・高校の日本史の副読本として、成人の教養としていい本だと
思います。
さらには日本史を学びたい、知りたい世界の人々のために翻訳して出してもら
いたいと思います。
本文は訳500ページありますが、どんどん読んでいけるでしょう。
私は、主なところをメモに取っていて、メモは60ページ余りになるほどで、
なかなか読了に至りませんでした。
それだけ、メモしておきたいところが多くありました。
日本はよく歴史認識を問われることがありますが、冷静に考えれば、そっくり
相手方に歴史認識を問いたいことが大多数です。
戦後の占領軍に影響された自虐史観は大新聞もでっち上げ、でたらめを内外に
ばらまき、大きな影響を与え、誤った認識が中国・韓国に定着していることは残念
なことです。正に、歴史認識と史実のに対する認識を持ってもらいたいものです。 -
from: yeshangさん
2019年06月12日 20時26分01秒
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「陸軍中野学校実録」 日下部一郎著 (KKベストブック)
昭和13年8月 後方勤務要員養成所として諜報・スパイを育成する陸軍の学校のお話。
後に陸軍中野学校と改められ、終戦までに約3000名の卒業生を送り出しています。
第一章は入学からソ満国境の卒業演習まで
入試から教程、演習まで私の最も興味深い内容でした。
第二章は暗雲の中國へ
実際に派遣されてのお話です。北京、上海、蒙古、アメリカ駐在、ドイツ駐在、
南方、国内防諜中野学校教官と1期生18名が任地に派遣されますが、ここからは久村
少尉の中國での話が中心になります。
粛親王の娘、男装の麗人・日中満で知られた川島芳子の話も出てきます。
このほか中国での様々な工作活動を展開しています。
第三章 謀略の果て
Q少佐の悲劇 同期生の私的行動不始末によるもの。
本土決戦前のクーデター計画 雪の日の破局 一期生の何人かで戦局悪化に伴い
クーデターを計画するが不発におわった。
第四章 生きている中野学校
終戦直前から終戦後までの皇室の継続、ビルマ首相の亡命秘話、GHQからの疑惑
など、そして戦後は各界・各地でさまざまに活躍していることで結ばれています。
柳 広司著 「ダブルジョーカー」シリーズをおもしろく読み、このほか日本の諜報員
の話を読んで、陸軍中野学校に興味を持ち読みました。
新聞広告では「第一級資料」とうたわれていましたが、もう少し紙数を割いて書いて
欲しいものと思いました。それだけ興味深く読んだわけですが。
私の街に、もと諜報員だった人がいて、終戦後は大陸での反省から仏教の普及に努め
ていて、私も深く影響を受けました。「ダブルジョーカー」で採用試験でたびたび語ら
れる特殊技能・能力そのままの人でした。
中国大陸では諜報活動の他、偽札での経済混乱、中国人労働者を集めての日本軍秘密
飛行場の建設など、中国人からは全く中国人と思われていたようです。
関心のある人は「ダブルジョーカー」シリーズとともに読めばよいと思います。