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from: yeshangさん
2020年10月05日 20時38分43秒
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「レオナルド・ダビンチ」ウォルター・アイザックソン著 (文芸春秋)
「最後の晩餐」や「モナリザ」の絵でで有名なビンチのお話です。
レオナルド・ダ・ビンチは絵だけでなく光学、機械工学、水力学、幾何学、
解剖学、軍事技術、舞台芸術など多彩な方面で実力を発揮しています。
絵画の上にも光学や幾何学、解剖学により遠近感を持つ画法、体や顔の形や
表情に生かされています。
それらは最後の晩餐やモナリザでも見ることができます。
レオナルドは様々なものに関心、好奇心を持ち、研究結果を書き残していま
すが、あくまで個人的なものとして、成果を発表し公表することで何らかの
栄誉を得ようとはしませんでした。そのため書き残したものはたくさんありま
すが、まとめられものは多くないようです。
王侯や金持ち有力者をパトロンとして自分の芸術や研究に気ままなままに没頭
するような生活だったと思います。
それはそれで有意義な生活だったとは思いますが、学者、研究者のように書籍
や論文のような取りまとめたものとして残されていれば、さらに素晴らしいもの
として後世に伝えられたと思います。
本書はダビンチを知るうえでよい本と思います。