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from: yeshangさん
2021年10月31日 20時58分10秒
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「兵諫」 浅田次郎著 (講談社)
兵諫とは、兵を挙げてでも主の過ちを諫めることです。
1936年12月12日に対共産軍作戦の督促のために西安に入った蒋介石を
張学良、楊虎城らが武力で監禁した事件を書いています。(西安事件)
そこへニューヨークタイムズのジェームス・ターナー、陸軍歩兵大尉で
大倉商事上海支店課長として来た志津邦陽、朝日新聞記者北村修治が上海
で出会って、それぞれが事件の情報収集にあたります。
浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズの一巻となっています。中国東北地方
を支配する馬賊の張作霖、清朝末期の西太后・清朝皇帝、満州の覇権争い
などがこのシリーズの場面です。
このシリーズはどれも面白く読みました。このころの中国に関心を持つ
人にはいいシリーズだと思います。