サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: すばるさん
2006年06月17日 17時21分24秒
icon
唯川恵「今夜は心だけ抱いて」
唯川恵「今夜は心だけ抱いて」
朝日新聞社
完読。超面白かった。ここ数年溯っても、三本指に入ります。
まぁ、1位は揺るぎなく沢木耕太郎さんの「凍」、
2位に東野圭吾さんの「容疑者xの献身」か、
「さまよう刃」あたりだったのですが、順列が変りそうです。(笑)
彼女の文体は結構好きで、一時期集中して読んだんですが、
直後の感想が◎なのに、数ヶ月後にはストーリーを思い出せなかったんです。
1冊たりとも。(^^;;;
それで、恋愛小説って、こんなものなんだと見切りをつけていました。
この本も、図書館の方から勧められた時に、
「唯川恵さんは、もういいかなって感じですねぇ…」と一度断ったんです。
「これは、今までとかなり違いますよ。面白かったです。
貸し出し予約が入っている本なんですけど、
その方が、まだ前の本を読み終わっていないので…
Nさん、読むの滅茶苦茶早いですから、どうかと思って…」
そう言われて、中を開いたら、文字数も多くなく1〜2日で片付きそうだったので、
借りてみたんですけれど…読んで良かった〜!!!!!!!!!
12年前に離婚して別れていた17歳の娘と同居する事になった47歳の柊子。
エレベーターの落下事故で(シンドラー社製とは書いてなかった…(^^;)
2人の心が入れ替わってしまいます。
展開としては、東野圭吾さんの「秘密」と同じです。
まぁ、あちらは母親が死んでしまうんですが。
(この作品もとても面白かったですよ)
若さがあればやり直せるのか?老いると希望がなくなるのか?
色んな事を考えさせられる作品です。
ラストは、安直になってほしくないと願ってましたが、落とし所も巧い!
元々、流れるような美しい文章を書く作家さんなんで、好きでしたが、
唯川さんの新境地ですね。
年を重ねてこそ書ける、そういう物は確かにあると思いました。
これは、お勧めします。特に中年層には。(^^;;;-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件