「午前三時のルースター」　垣根涼介　文春文庫

垣根涼介さんのデビュー作でした。面白かったです。

旅行会社の営業マンの長瀬は、取引先の宝石商の社長に請われ、
その社長の孫である少年と共にベトナムへと旅立つ。
少年の父はそのベトナムで失踪している。

とにかくつかみが抜群。スピード感が心地いい。気がつくとあっという間の読了。
無骨なハードボイルドって訳ではないので、女性でも十分に楽しめると思います。
「ワイルド・ソウル」も「君たちに明日はない」も、本当に面白かったですしね。
どの作品でも、主人公の男性の独特なダンディズムが、クールでカッコイイです。
この作者とは、本当に肌が合うみたい。

この作品でも車の話題は満載で、思わず苦笑。
もろ、改造オタクですわ。本当に好きなんですね。(^^;