サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: すばるさん
2007年01月13日 00時34分05秒
icon
「死日記」 桂望実
「死日記」 桂望実 小学館文庫
面白かった!これは面白かったですよ!
図書館派ですから、単行本は目にしたことはないです。
でも、この文庫に関しては、装丁も、挿画も素晴らしい出来です。
イラストの上手さ、色使い…こういう仕事をしなくてはいけません!
私はイラスト頼まれたら、最低でもこういう仕事をしますよ。断言!
でも、仕事いらない!面倒臭い!(^^;;;
さてさて…
小説自体は相変わらずなんですが、ラスト数ページで、涙が出ました。
桂望実さんの作品で心を動かされたのは多分初めてです。
う〜ん…どう評価していいか判りません。(笑)
酒乱の父が亡くなり、母に恋人が出来たが、中学生の潤はその男を好きになれない。
潤の読書感想文が県内一位になり、文章力を養うために日記を付けるようになる。
その日記が、自分を殺そうとしているらしい二人の行動とリンクする…
こんなストーリーです。
まず、以下の、私が書いた桂望実作品についての発言を読んでみてください。
>From: すばる
>「Lady,GO」 桂望実 幻冬舎
>
>ひっそりと目立たぬように暮らす派遣会社社員の南。
>クーラーが壊れたおかげで、生活費が底をつきかけ、
>友人の勧誘でキャバクラにタイニュー(一日体験)。
>少しずつこの世界を知っていく…と言う物語。
>
>眠い!そこそこヒットした「県庁の星」も
>偏屈な靴職人を描いた「ボーイズ・ビー」も、こんな感じでした。
>
>話の筋はどの小説も面白いのです。キャラクターもたっています。
>でも、眠い!とにかく話しにときめく部分がない、驚く部分がない、
>かといって、涙が出る訳でもない。
>ドキドキとか、ワクワク感がまったく無いんですよねぇ。
>読み終わっても、何も残らない。でも、構成はよく出来ているから、
>何ヵ月経っても、あらすじは言えるんです。
>
>桂さんの作品は、何とも形容し難いです。
>出版社の担当者に力がないんじゃないのかなぁ?
>
>次の作品が出たら、また、読むとは思いますけど、
>図書館派向きだと思いますよ。
>2006.12.03 23:48:53
この「死日記」にも、ドキドキ・ワクワク感はほとんど無いんです。
ただ、それがこの作品には合っているんです。
まぁ、そういう風に書くしかないんですけれどね。
淡々と日記調に進むからこそ、第三章の残り4ページが強烈に色を放っています。
冒頭部分(プロローグ)が「潤の書いた小説」だったと気付いたのは、
この発言を書くために、少し読み返したからです。(^^;;;
そういうのを、何気に読者に分からせるのも、作家の力量なんですがね〜…(^^;
もしかしたら、桂さんって、スロースターターなのかもしれません。
桂望実さんの作品を、この処女作の「死日記」から読み出した人は、
その後の作品も、割とスムーズに受け入れるのかなと思いました。
この作品だけは、1,500円払った映画で「まぁ、料金分満足かな?」って感じです。
常日頃、桂さんの作品に対して、超批判的な私が、こんな長文を書いたって事!
これを重視して頂きたい!(笑)
なんか、情けない安部内閣の弁明みたいだ…(^^;;;-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 1
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全1件
from: すばるさん
2007年07月28日 21時51分08秒
icon
「Re:「死日記」 桂望実」
2007年1月13日
自己発言
----------------
「死日記」 桂望実 小学館文庫
面白かった!これは面白かったですよ!
図書館派ですから、単行本は目にしたことはないです。
でも、この文庫に関しては、装丁も、挿画も素晴らしい出来です。
イラストの上手さ、色使い…こういう仕事をしなくてはいけません!
私はイラスト頼まれたら、最低でもこういう仕事をしますよ。断言!
でも、仕事いらない!面倒臭い!(^^;;;
さてさて…
小説自体は相変わらずなんですが、ラスト数ページで、涙が出ました。
桂望実さんの作品で心を動かされたのは多分初めてです。
う〜ん…どう評価していいか判りません。(笑)
酒乱の父が亡くなり、母に恋人が出来たが、中学生の潤はその男を好きになれない。
潤の読書感想文が県内一位になり、文章力を養うために日記を付けるようになる。
その日記が、自分を殺そうとしているらしい二人の行動とリンクする…
こんなストーリーです。
まず、以下の、私が書いた桂望実作品についての発言を読んでみてください。
> >From: すばる
> >「Lady,GO」 桂望実 幻冬舎
> >
> >ひっそりと目立たぬように暮らす派遣会社社員の南。
> >クーラーが壊れたおかげで、生活費が底をつきかけ、
> >友人の勧誘でキャバクラにタイニュー(一日体験)。
> >少しずつこの世界を知っていく…と言う物語。
> >
> >眠い!そこそこヒットした「県庁の星」も
> >偏屈な靴職人を描いた「ボーイズ・ビー」も、こんな感じでした。
> >
> >話の筋はどの小説も面白いのです。キャラクターもたっています。
> >でも、眠い!とにかく話しにときめく部分がない、驚く部分がない、
> >かといって、涙が出る訳でもない。
> >ドキドキとか、ワクワク感がまったく無いんですよねぇ。
> >読み終わっても、何も残らない。でも、構成はよく出来ているから、
> >何ヵ月経っても、あらすじは言えるんです。
> >
> >桂さんの作品は、何とも形容し難いです。
> >出版社の担当者に力がないんじゃないのかなぁ?
> >
> >次の作品が出たら、また、読むとは思いますけど、
> >図書館派向きだと思いますよ。
> >2006.12.03 23:48:53
この「死日記」にも、ドキドキ・ワクワク感はほとんど無いんです。
ただ、それがこの作品には合っているんです。
まぁ、そういう風に書くしかないんですけれどね。
淡々と日記調に進むからこそ、第三章の残り4ページが強烈に色を放っています。
冒頭部分(プロローグ)が「潤の書いた小説」だったと気付いたのは、
この発言を書くために、少し読み返したからです。(^^;;;
そういうのを、何気に読者に分からせるのも、作家の力量なんですがね〜…(^^;
もしかしたら、桂さんって、スロースターターなのかもしれません。
桂望実さんの作品を、この処女作の「死日記」から読み出した人は、
その後の作品も、割とスムーズに受け入れるのかなと思いました。
この作品だけは、1,500円払った映画で「まぁ、料金分満足かな?」って感じです。
常日頃、桂さんの作品に対して、超批判的な私が、こんな長文を書いたって事!
これを重視して頂きたい!(笑)
なんか、情けない安部内閣の弁明みたいだ…(^^;;;
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト