「定年ゴジラ」　重松清　講談社

読み終わりましたけれど、これも、10年も前の作品なんですね。
図書館の相互貸し出しで回ってきた、札幌の某図書館本はクタクタでした。(笑)

いつも通りのハートフルな短編集。
東京の西の外れのニュータウンにマイホームを持ち、
定年を迎えたオジサン達のお話です。

まぁ、重松さんですからはずれもなく、すらっと読了。
ちょっと感情移入するには、年齢的に差があって取っ付きづらかったかな？
リストラ、離婚、子供のいじめ…その辺りのお話の方が肌に合います。
いやいや、やせ我慢でなくさ！還暦なんて、まだ15年近くあるわ！(笑)
（きょうちゃん、手を叩いて囃し立てるのはやめなさいって！(^^);）

でも、要するに、全編に流れるテーマはそう言うことなんですね。
「自分が定年を迎えるとは…還暦を迎えるとは…」
誰しもが年を取るのだからね。
今、コンビニの前でたむろしている鼻や舌にピアスしている若僧だって
いつかは加齢臭漂う、じい様・婆様になるのさ！(笑)