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from: すばるさん
2007年12月23日 15時37分59秒
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今年読んだ本ランキング〜
さぁ、今年も残すところあと一週間!この後、多分今年最後の図書館詣でへ出掛けますが、逆転満塁場外ホームランがあるとは思えませんので…(笑)
今年の私的読書ランキングを発表します。
常連さんはすでにお分かりかと思いますが、ボンビーすばるはほぼ100%図書館派です。
本ランキングに於いても必ずしも新刊本でないことをお断りしておきます。
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私は普段、読後のランク印として、最上位が蛇の目◎(二重丸の中丸を塗りつぶしたもの…なんですが、パソコン・携帯の入力文字にはないんですよ〜(T_T)、そのあとに◎○△×、最下位が太字の×、全部で6ランクです。
にしても、アナログ・手書き万歳〜だな!(笑)
ITメーカー、蛇の目と太字の×、作って欲しいよ!
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上位14冊は、読後◎を付け、3ヵ月経って再評価でやはり◎を付けたものを更に順位付けしたものです。
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1)空飛ぶタイヤ/池井戸潤⇒これはダントツ!すぐに決まりました!
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20070511自己発言
「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤 実業之日本社
面白かった!これは好き!久々に、読んでて、叫んだもの!(笑)
走行中のトラックのタイヤが吹っ飛んで、主婦に激突即死。
そこから、運送会社、自動車メーカー、銀行などを巻き込んでのドラマが始まる。
いや〜、途中途中で、合いの手が入る入る!
「よし!」「来た来た来た〜!」ってね!これはホント久々です!
これ、私のベスト2かな〜!ベスト1は沢木さんの「凍」揺るぎないし。小説に限ったら「DIVE!!」「幻夜」と並んでトップかもしれない。(^O^)
「沈まぬ太陽」ほど重くないし「レディジョーカー」っぽいかな?
これは、すばるからはお薦めします!
唯一、内容から考えたら、装丁デザインが軽いのが玉に瑕!
いや〜!
もう一度言います。
これは、お薦め!
ちょいと、この作家さん追っかけてみますから!(笑)
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2)ヒートアイランド/垣根涼介
2)クローズド・ノート/雫井修介
⇒カァ〜、この2冊は甲乙付けがたい!アクションにファンタジー!
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20070723自己発言
「ヒートアイランド」 垣根涼介 文藝春秋
面白い!久々に読み応えがありました。
渋谷を拠点にファイトパーティーを主宰するアキとカオルは、仲間が持ち込んだ3千万円近くの金に驚愕する。
その金はヤクザが経営する非合法カジノから強奪された売上金だった。
金を巡って強奪犯とヤクザに追われることになってしまった2人は…こんなストーリー。
垣根涼介独特のスピード感が最高でした。お約束のお車コーナー、ここではインプレッサ。(笑)
「君たちに明日はない」「ワイルド・ソウル」「午前三時のルースター」「真夏の島に咲く花は」と読みましたけど、私は今回の「ヒートアイランド」が一番好きですね。
わざわざ相互貸出制度を使った甲斐がありました。(^^)
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20070815自己発言
「クローズド・ノート」 雫井脩介 角川書店
大学生の香恵の部屋には前の住人が忘れていったと思われる数冊のノートがあった。
そこには小学校教師としての日記と想いを寄せる男性との出来事が書かれていた。
香恵は、アルバイト先で、イラストレーターの石飛と知り合い、密かに想いを寄せる。そしてノートを指南書として、石飛にアプローチをかけるが…
たまたま、きょうちゃんが割と面白かったと書き込んだこの本が図書館にあったので借りたんだけど、面白かったわ!
今のところ今月のナンバーワン!(笑)
「人間国宝」には大爆笑しました。
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4)6時間後に君は死ぬ/高野和明⇒何よりもタイトルがうまいです。
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20070919自己発言
「6時間後に君は死ぬ」 高野和明 講談社
まずは短編だったのにはちょっとガッカリ。でもお話は微妙につながっていて、5話目の「3時間後に僕は死ぬ」(笑)を読むと立派な長編になるという、なんというミステリアスな!(*爆*)
本のタイトル通り、未来のビジョンが見えるという圭史という青年と、彼に関わることになる女性たちの物語。しかし、タイトルは巧いね。読みたくなるもん。
面白かったです。著者は脚本家の方らしいです。そのせいなのか、ちょっと文章が薄い感じです。読んだそばから、前のお話を忘れていくような…単なる私の記憶力の低下?(笑)
登場してくる女性たちが美緒、未来、未亜、美帆と「み」から始まる二文字の名前。これには何か意味があるんだろうか?(笑)
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5)果断 隠蔽捜査2/今野敏⇒この作品だけならこの位置。初作の「隠蔽捜査」との合わせ技なら単独2位かな?(笑)
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20070729自己発言
「果断 隠蔽捜査2」 今野敏 新潮社
いや〜一気に読んでしまいました。これは面白かった。
「空飛ぶタイヤ」を抜いて今年のナンバー1ですね。過去読んだ全ての本の中でも5指に入るほど面白かったです。
超堅物の警察庁キャリアの竜崎は、息子の不祥事のために警察署署長というポストへ左遷された。
所轄にて拳銃を持った強盗犯の立てこもり事件が発生。強行突破で犯人を死亡させてしまった。
責任論が取り沙汰される中、新たな疑問点が浮かび上がってくる。
竜崎と言う人物を知る上で「隠蔽捜査」は先に読んでおきましょう。図書館の文芸員の大のお薦めでした。
こんなまともな警察官がいないからこそ、小説として成り立ってしまうのが少し複雑な思いですけどね。(^^);
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「空飛ぶタイヤ」は抜かないわな!(笑)
とにかく合わせ技だよ!
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6)禿鷹の夜/逢坂剛⇒キャラの濃さではダントツ!
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20070314自己発言
「禿鷹の夜」 逢坂剛 文藝春秋
渋谷に縄を張る暴力団・渋六興行と、新興勢力の南米マフィア。
その直中に現れた刑事・禿富鷹秋。ヤクザさえも目を剥く傍若無人な振る舞いで周囲を黙らせていく…
いやー、久し振りのジェットコースター・ストーリーでした。(笑)
とにかくキャラが立っています。ここまで強烈なのは奥田さんの伊良部医師と大沢さんのジョーカーくらいかな?
次が楽しみ!きゃー!とりあえず、図書館にはシリーズ4巻揃っているのが嬉しいわ!(笑)
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6)弥勒の月/あさのあつこ⇒同位6位です。時代小説が上位に入るなんて自分でもびっくりです。(笑)
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20071202自己発言
「弥勒の月」 あさのあつこ 光文社
あさのあつこ初の時代小説。
江戸の小間物問屋・遠野屋の妻おりんが川に身を投げて自殺する。
自殺するはずはないとする遠野屋の主の言葉に、若き同心・信次郎と岡っ引きの伊佐治が事件を追うが核心に近づくことが出来ない。
その後、続けざまにひと太刀による殺人が起きる。おりんの死に関係があるのか?そして、遠野屋の過去とは…
なまら面白いんでないかい!もう、現代の刑事モノをそのまま時代だけさかのぼった感じです!
とにかく読みやすい。
やっぱりこの作品を読んでから、続編である「夜叉桜」を読まなきゃダメです!(笑)
これは間違いなくシリーズ化になりますわ!
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8)死日記/桂望美⇒何とも表現し難い…かなり切ない作品でした。
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20070113自己発言
「死日記」 桂望実 小学館文庫
面白かった!これは面白かったですよ!
図書館派ですから、単行本は目にしたことはないです。
でも、この文庫に関しては、装丁も、挿画も素晴らしい出来です。
イラストの上手さ、色使い…こういう仕事をしなくてはいけません!
私はイラスト頼まれたら、最低でもこういう仕事をしますよ。断言!
でも、仕事いらない!面倒臭い!(^^;;;
さてさて…
小説自体は相変わらずなんですが、ラスト数ページで、涙が出ました。
桂望実さんの作品で心を動かされたのは多分初めてです。
う〜ん…どう評価していいか判りません。(笑)
酒乱の父が亡くなり、母に恋人が出来たが、中学生の潤はその男を好きになれない。
潤の読書感想文が県内一位になり、文章力を養うために日記を付けるようになる。
その日記が、自分を殺そうとしているらしい二人の行動とリンクする…こんなストーリーです。
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8)虹を操る少年/東野圭吾⇒これはファンタジー。面白かったです。
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20071104自己発言
「虹を操る少年」 東野圭吾 講談社文庫
光瑠には、幼い頃から色や光からメッセージを読み取るという超能力が備わっていた。
高校生なると光による音楽「光楽」によって若者たちへメッセージを伝えるようになる。
もう10年も前の作品でしたが、すげー面白かった〜!第六感があるように、まだ人間には開化していない能力が眠っているかも…なんて思わせてくれる作品でした。
東野圭吾の超能力ものや脳みそもの(笑)は外れがありませんね。
「変身」や「分身」よりも好きです。
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10)ターン/北村薫⇒SFミステリーに入るかな?
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11)RunRunRun!/桂望美⇒陸上3部作の中では一番しっかりしていました。
11)蝉しぐれ/藤沢周平⇒正統派時代小説。
11)たそがれ清兵衛/藤沢周平⇒時代小説短編集。
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14)無防備都市 禿鷹の夜Ⅱ/逢坂剛
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15)夜叉桜/あさのあつこ
15)いっぺんさん/朱川湊人
15)ジェネラル・ルージュの凱旋/海堂尊
15)MISSING/本多孝好
15)夕子ちゃんの近道/長嶋有⇒これ、地味〜に面白かった。インスタンスコースー!(笑)
15)ソウルケイジ/誉田哲也⇒女刑事姫川大活躍〜!
⇒これは抜けてると思った作品はここまででしょうかね。
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21)一瞬の風になれ/佐藤多佳子⇒3巻は凡庸に長過ぎ。
21)風が強く吹いている/三浦しをん⇒箱根駅伝舐めすぎ!(笑)
21)犯人に告ぐ/雫井修介
21)神様からひと言/荻原浩
21)りかさん/梨木香歩
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26)サウスポー・キラー/水原秀策
26)マドンナ/奥田英朗
26)イニシエーション・ラブ/乾くるみ
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⇒以下は便宜上数字を振りましたが順不同です。
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29)桜ハウス/藤堂志津子30)いのちに抱かれて/鳴海章
31)オレたちバブル入行組/池井戸潤
32)花を運ぶ妹/池澤夏樹
33)小説こちら葛飾区亀有公園前派出所/大沢在昌他
34)隠し剣孤影抄/藤沢周平
35)バッテリー/あさのあつこ⇒いくら児童書でも6巻は長過ぎ!
36)世界でいちばん淋しい遊園地/西田俊哉
37)新宿鮫/大沢在昌
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純文学に興味なし、海外文学の邦訳モノにも興味なしの、俗物好きなすばるが選ぶと、こんなところでしょうかね。
まぁ、どの作品もカァ〜〓、ぺッ〓、グシグシ〓!ってことはないと思いますよ。(笑)
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時代小説が何冊も入ったのには、自分自身びっくりですね〜(笑)
完全に喰わず嫌いでした。れおさんに感謝です〜!
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しかし、順位付け!こりゃ大変だったっす〜!日記を見返して順位を並び変えて…
「読書好き?」のオーナーだから一応、立場上責任上やったけどね…
普通は絶対やらねーって!(*爆*)-
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コメント: 全2件
from: れおさん
2007年12月26日 00時09分09秒
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「Re:今年読んだ本ランキング〜」
(゚_゚)まあ すばるさん、手間暇かかったでしょ、お疲れさまね〜 読み応えたっぷりの投稿ありがとうね〜
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