「龍時」全３巻 野沢尚 文藝春秋
----------------
日本の保守的サッカーが肌に合わないと十代でスペインのプロリーグに挑む龍時の物語。
----------------
サッカーにはとことん興味がないんで、全然絵が浮かんでこない！
25ページでほぼ諦めて50ページ過ぎで完全に斜め読み飛ばし読み(^^);
----------------
でもでもでもでも！
そんな読み方でもかなり面白く読めました。こんなの初めてだ！(笑)
----------------
競技の描写はすごいです。サッカーを知らず、しかも日本のＪリーグなんぞ小バカにしている私でさえ唸ったわ！野球モノでこんなのは読んだことがない。
近いと言えば山岳ドキュメンタリーの沢木耕太郎「凍」や、山際淳司のスポーツレポ集「江夏の21球」だけかな〜？
----------------
小説としては稚拙で、なんだかなぁって納得できない部分は多いんだけどそれでも唸るし泣ける。競技場面でのクライマックスの描写の厚さと暑さと熱さが全て補っています。
シリーズになるはずだったのに作者は若くして亡くなっているから今後に期待出来ないです。
----------------
むむむ…すげー触発された〜。野球モノ書きたくなったわ！
----------------
サッカーが大好きで読書には興味がないって人に読んで欲しいかな。
取りあえず、きょうちゃんの旦那さんにお勧めだわね！(*爆*)
中高生のサッカー好きなガキンチョの誕生日プレゼントにも絶対絶対お勧めします。