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from: すばるさん
2008年12月19日 17時48分20秒
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「蛍川・泥の河」宮本輝
「蛍川・泥の河」宮本輝 新潮文庫
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大阪の川べりに住む食堂の息子・信雄と、係留された船で暮らす母子家庭の交流を描いた作品。(泥の河)
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とにかく情景描写が上手い。このような時代を知っているのは私たちが最後だと思われますが、懐かしい以上の説得力があります。
「蛍川」が美しさなら、「泥の河」はどうしようもない切なさでしょうね。
短編だから、2作品合わせてもあっという間に読めてしまいます。ぜひとも。
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コメント: 全2件
from: ハマジンさん
2009年01月29日 17時25分25秒
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「Re:「蛍川・泥の河」宮本輝」
> 大阪の川べりに住む食堂の息子・信雄と、係留された船で暮らす
>母子家庭の交流を描いた作品。(泥の河)
----------------↑すばるさん記
【蛍川】
北陸を舞台に、思春期の少年に起こるさまざまな出来事とその心の揺れを、父と友の死や母の生き様などを通して描いた作品。
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読みました。そして今回ほどここに参加してよかったと思ったことはありません!(o^-^o)!
何故って?こんなに美しい小説を読むことが出来たからです。
宮本輝氏はもちろん知っていて書いている本も大体わかっていましたが、特別な理由はないのですが今まで読もうと思ったことがなく、おそらくこの先もまず読まなかったでしょう。
> とにかく情景描写が上手い。懐かしい以上の説得力があります。
情景が鮮明に目に浮かびます。そして時代背景・少年や姉弟その家族達の生活ぶりを読むうちに、懐かしさや切なさで胸が張り裂けそうになりました。それは涙が出るような懐かしさではなく、体全体がギュッと絞られて心臓がピーンと張りつめるような…うまく言えませんがもう二度と戻れないものに対する切なさで苦しくなるのです。
そして何より文章が本当に上品で美しいですね〜。
特に「泥の河」などは、国語の大学入試問題に使われそうな箇所がけっこうありました。(ちょうど今、娘が受験生なので)「信雄のこの時の心情に近いものはどれか」…とかね。
ホントにびっくりしました。他の作品もどれもこんな感じなんですか。
from: すばるさん
2009年01月29日 19時10分59秒
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「Re:「蛍川・泥の河」宮本輝」
> 読みました。そして今回ほどここに参加してよかったと思ったことはありません!(o^-^o)!
> 何故って?こんなに美しい小説を読むことが出来たからです。
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やめろよハマジン…照れるぜ…(^^);
な〜んて冗談はさておき、私も「蛍川」を読み終えた時(かなり前に芥川賞全集かなんかで読んだのよ…)は「美しい」って言葉が真っ先に浮かびました。それが一番当てはまるし、それ以外の表現が見つからなかったです。
格好付けてますが「蛍川」を読み終えた時って、「ホォ〜」って溜め息の後、無言でしたからね〜(笑)
しばらくして「いや、なんだこれは…美しいとしか言いようがないんだけどさ…どうしましょう…」ってね。
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昔は良かったとグチグチ言う年寄りにはなりたくないですが、いいものはいいし、やっぱり残るよね。
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