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  • from: 窓の雪さん

    2009年02月23日 11時45分24秒

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    「銀行総務特命」池井戸潤

    銀行を舞台とした連作短編集。発表が2002年と7年前ながら現在に置き換えても通じる内容を持つ。面白い。ただ、個々の短編のでき、不出来の差があり、できの悪い作品が全体の足を引っ張っている感がある。惜しい。
    =========
    ×「灰の数だけ」
    唐木怜のキャラに違和感がある。彼女は他の話では内に繊細な心を隠しているはずなのだが、本作では一億円を運んでも心がまったく揺れず、それを犯人に奪われてもまったく動揺がない。彼女はこの時、刑事を不快に思っているだけらしい。また、犯人像にも違和感がある。「まったく用心深いやつだ」という言葉が話の途中でひっくり返る。
    作者は作品世界の神なので何でもできる。主人公に対してある程度作者の応援はあっても良いのだが、都合の良い偶然が重なり過ぎると嘘臭くなる。灰の数字が読めること、用心深いはずの犯人が証拠を残していること、等々この作品ではかなり応援が多い。
    =========
    ×「特命対特命」
    表題からは丁々発止の頭脳戦を想起させるが、違った。ストーリーは面白い。しっかりと盛り上げている。それだけにオチがいただけない。単に運が良いだけとは・・・
    =========
    貸ししぶりから中小企業が倒産し、銀行の担当者が恨みを買う、というコンセプトの作品はわりと多いかも。多くはバイオレンス系の作品になっているので、比較はできないけどね。「ペイオフの罠」は良かったけど、途中で結末が読めた。

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