「いつかＸ橋で」熊谷達也 新潮社
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空襲で母と妹を失った祐輔は混乱の中、特攻くずれの彰太と出会う。
堅実な祐輔と破天荒な彰太は偶然知り合った徳さんに見守られ、それぞれの夢を目指して懸命に生き抜いていく。
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結末がちょっと尻すぼみでしたが十分に楽しめました。
同じような戦後の動乱期の物語として花村萬月の「ワルツ」を読んでいますが、この熊谷達也作品の方が断然面白いです。
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