黒人の兵隊と結婚し、戦争花嫁として米国に渡った女性の物語。占領軍の兵士の妻として恵まれた生活を始めた主人公は、夫を追って米国に移り住む。彼女がたどり着いた夫の家はニューヨークの黒人街・ハーレムだった。
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人種差別。それは白人と黒人との間にだけあるものではない。イタリア系住民も、プエルトリコ系住民も差別され、貧困の中で生きている。こうした差別社会米国の中で黒人の家族として生きるのがどういうことなのか？
次々と生まれる子ども。子どもをおろすことが許されない社会。6歳の長女は下の子どもたちの面倒を見ている。こうしたリアリティのある描写と重い現実に圧倒される。
◎。