ご存知バチスタシリーズの第三段。
第二段を飛ばして読んでしまった。＾＾；

ここで内容を紹介する必要はあるのだろうか？
皆さん読んでいるのでは？

こちらも抜群に面白い物語でした。
登場人物のキャラが立っていきいきと動いていること、
随所にユーモアが効いていること、
会議場面の丁々発止のやり取りが痛快なこと、
そして、作者の医療に対する真摯な思いが感動を誘うこと、
そのすべてにおいて満足度の高い一冊でした。

個人的には速水部長にかなり感情移入して呼んでいました。

【以下はネタバレの匂いがするので注意】

姫宮の活動内容の詳細が後半に明らかになると思っていたので、そこだけ予想が外れ、残念。
佐藤ちゃんの心理がイマイチわからん。不満があるのはわかるけれど、事件が無ければ将軍の実力がわからなかったのは次席としてどうか？
藤原看護師は素晴らし過ぎ。猫田看護師の千里眼は理解不能。将軍の脳裏に最後まであの人が浮かばず、違う人物がいたのはおかしいような？