サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: ハマジンさん
2010年02月14日 16時52分02秒
icon
夜の終焉(上・下) 堂場瞬一
小さな田舎町で20年前に起きた殺人事件。加害者と被害者の息子はそれぞれ心の傷が癒えぬまま時を過ごしてきた。ある日起きた交通事故から、2人の息子は二度と帰らぬと決めた故郷へと戻ることになる。運命の歯車は2人を結びつけるために動き出す。
****************************************
長編でしたがあっという間に読み終えるほど面白かったです。
加害者の息子は検事を諦め弁護士に、被害者の息子は深夜営業の喫茶店のマスターになり、事件からも故郷からも遠ざかるように生きてきたのですが、少しずつ少しずつ故郷を舞台に接近していきます。弁護士仲間や昔の事件の担当刑事、喫茶店の常連客の刑事など2人の息子の周囲の人物が魅力的に描かれていて、ストーリーに幅が出ています。
重いテーマではあるんだけど、自分の店の前で起きた交通事故の被害者の身元調査に乗り出す息子と、自分の親の事件に酷似した殺人事件の被告の弁護を引き受ける息子の、それぞれの苦悩と、一歩前に進む勇気を持つまでの葛藤が丁寧に書かれていてすごくよかったです。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件