「百舌」シリーズの三作目。
警察官の関与する事件が続発。調査に乗り出した警察庁特別監察官・倉木は謎の「ペガサス」という人物を追う。一方倉木と結婚した明星美希は、入院中の一人息子と実母を爆破事件で亡くし、単独で犯人へ復讐をするために動き出す。そして夫婦でたどり着いた先には「ペガサス」がいた。
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ここで百舌シリーズを整理しましょう(笑)

百舌の叫ぶ夜→幻の翼→砕かれた鍵→よみがえる百舌→のすりの巣
この順番となります。

２作目まで「百舌」なる殺し屋が出てきます。
警察のメンバーは特別監察官の倉木と妻の美希(公安の刑事)、警察を辞めた同僚の大杉、倉木らの上司・津城…このあたりがメインになってきてます。

今回の話はいきなり病院で爆弾が爆発して死者が出るきな臭い始まり。その死者が倉木と美希の子供と付き添う美希の母親だったことから、美希は周りの制止も聞かずに復讐に燃えます。
一方で警察官の不祥事に見せかけた事件が続発していて、爆発事件と複雑に絡み合って謎の「ペガサス」に行き着き…そして衝撃の結末なんですわ。

罠あり復讐ありのバイオレンス満載な第三弾。
この結末の残虐性は「禿鷹」に通ずるものがあります。
このシリーズもかなり面白いから、すばるさん、ナナさん読んでみてください、是非。