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  • from: yeshangさん

    2010年10月06日 14時19分04秒

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    ゜沙門空海唐の国にて鬼と宴す」夢枕獏著

     文庫版が出たので読んでいるところです。
     弘法大師空海をどのように書いているかあまり信用が置けなかったので単行本では買いませんでした。
     半分読んでみて、これは玄奘の「大唐西域記」に対する「西遊記」のようなものだと感じました。
     歴史的事実を書くのでなく、読み物として面白く書いたものです。ですから妖怪や幽霊のようなものがものが出てきて空海と対応したり、闘ったり読んで面白い内容になっています。
     弘法大師の作品や建造物(池、井戸、温泉など)は日本の各地にありますが、はっきりしているもの以外の多くは作り話であったり、他の誰かがやったことだろうと言われていますので、国内でも似たような話があるかもしれません。私の街にも弘法大師が雷を封じたと言われる「雷封じの井戸」があります。
     清濁、聖凡、生活から政治・文化・技術、仏教だけでなく他の宗教も合わせて飲み込む空海の性格を面白く書いています。
     まさに「西遊記」を読むような面白さがあります。

     以前ここで紹介してもらった「蒼穹の昴」が文庫版で出ていましたので買いました。まだ、積読の状態ですが、必ず読みたいと思っています。

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コメント: 全1件

from: yeshangさん

2010年10月15日 13時47分19秒

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「Re:゜沙門空海唐の国にて鬼と宴す」夢枕獏著」
>  これは玄奘の「大唐西域記」に対する「西遊記」のようなものだと感じました。
>  歴史的事実を書くのでなく、読み物として面白く書いたものです。ですから道士・方師、妖怪や幽霊のようなものがものが出てきて空海と対応したり、闘ったり読んで面白い内容になっています。

>  清濁、聖凡、生活から政治・文化・技術、仏教だけでなく他の宗教も合わせて飲み込む空海の性格を面白く書いています。
>  まさに「西遊記」を読むような面白さがあります。

 「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読み切りました。
 文庫版とはいえ、1巻が約500ページで4巻です。少し気合いが要りますが、読み始めると加速していきます。
 空海の唐での密教修得は4巻目の最後100ページで。恵果から密教を授けられ、帰国に至るまで(長安を去り洛陽に至る)は本来の空海の活躍が凝縮され、かつ全体の収束がうまくできています。
 著者あとがきでは、あしかけけ17年、4誌を転々として連載して完成。著者自身渾身の力作と自画自賛しています。
 確かに自身で「こんな話を読みたかった。それを書いてしまった。」と言いきっていることもうなづけます。今後の夢枕獏の作品が楽しみです。

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