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from: ハマジンさん
2010年10月16日 20時09分07秒
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警官の血(上・下) 佐々木譲
安城家3代にわたる警察官人生を描いた大河小説。
昭和23年谷中の天王寺駐在所の巡査となった安城清二は、五重塔火災の夜、謎の死を遂げる。息子の民雄は公安のスパイとして大学の赤軍派に入り込み情報を流すが、極度のストレスから心を病む。そして父の死に絡む事件や死の真相を追い始めた矢先に殉死する。
3代目の和也はその血脈を買われ、警務部から極秘の任務を言い渡されるのだった。
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実は初・佐々木譲作品でした。文庫の上下を4月に予約して待つこと半年!区内に11図書館があるんですが、全部で2セットしかないんだよ。少ないよね〜。
そして読み終わるのに1週間。すごく面白かったです。
従来の警察小説とは趣が違って、祖父・父・孫のそれぞれの警察官人生が時代背景と共に丁寧に描かれています。時代考証もしっかりしているので、どの年代の人が読んでも面白いでしょう。
何より祖父の清二が火災現場を放棄して翌朝轢死体で発見された事件の謎と、清二が追っていた2つの殺人事件とが最後の最後まで読者を惹きつけます。
人物描写が淡々としているために少し物足りなさも感じますけど、これで3代にわたって家族だの周囲の人々だのを書き込んでいたら長くて重くてどうしようもなくなってたな。
程よい重さと濃さの秀作でした。-
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コメント: 全1件
from: すばるさん
2010年10月17日 17時22分27秒
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「来週には…」
貫井徳郎の「空白の叫び」の上巻は何とか来週には読めそうです。
私、獄中ものとか手記ものとかが好きなのかも(笑)
東野圭吾の「手紙」とか、桂望実の「死日記」とか。
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警察小説の中では佐々木譲が一番肌に合っているんだけど、「警官の血」だけは時代背景が重そうで手付かずなんだよなぁ(^^);
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