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from: yeshangさん
2010年10月17日 19時49分39秒
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「露の玉垣」 乙川優三郎著
越後の新発田藩、歴代藩主の廟記を編集していた溝口半兵衛が家老役組頭に、そして家老職につく。
溝口家は藩主の血筋であり、家老に就くことは不思議ではないが、藩財政は困窮を極め、うち続く水害で不作が続いている。
半兵衛には大変な前途が待ち構えているが、藩主の「御記録」をまとめた後は藩士の記録「世臣譜」を残したいと強く思っている。以下の章はその臣下と半兵衛の記録(物語)になっている。外様の小藩で、かつ毎年続く水害と不作で困窮を極める藩は藩士も例外でなく百姓同然の苦しい生活に追われている。
-気楽に読む積りで買ってきて読みだしたが、内容はそんなに気楽な話ではない。-
それでも天災と貧困に対して生き延びていこうとする、生き延びねばならない戦いの記録でもある。
実在した人物が残した古文書、資料をもとに書いた乙川の渾身の力作である。-
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