１９８９年、宮部みゆきの単行本デビュー作品なので、すでに読み終えている人たくさんいると思います。あまり宮部作品読んでいませんが、一応人気作家さんということで読んでみました。いつも、途中で挫折してしまうのですが、今回は完読しました。地元の高校球児のスター・諸岡克彦が、全身にガソリンをかけられ、火だるまとなり死亡する。偶然にもその場に居合わせた弟の進也、蓮見探偵事務所の加代子、そして元警察犬のマサ。その死の謎を明らかにするため、捜査を始めると、兄の克彦の重大な秘密を知ってしまう。デビュー作としては、なかなか面白かったです。犬のマサの視点からのとらえかたなんかは、良かったと思うけれど・・・。本当に守りたかったことって、親子で違っていたんだね！