仙台を舞台に、何故か首相暗殺の容疑者にされた青柳が、訳がわからないまま警察の追手からひたすら逃げる話。
大学時代の友人たちを巻き込みながら逃げる彼を、助けようとする協力者達が立ち上がる。
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とにかく荒唐無稽な話です。細かいことを深く考えないで読むと大変楽しめます。

ハチャメチャな展開の中でテーマは「信頼」ではないかな。
お得意のユーモアと笑いの陰に見え隠れする人と人の信頼関係にじーんとくる場面がありました。

ラストが好き。こういう終わり方を書ける作家っていいなぁと思って、伊坂さんを少し読んでみるつもりです。