韓国の、山の斜面に密集する住宅地。そこは月や山に近いことから「月の街、山の街」と呼ばれる貧民街。そこに暮す人々にまつわる心温まる実話を、SAMPの草〓くんが翻訳しました。
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韓国ではシリーズものになっているらしい。累計360万部もの大ベストセラーなんだって。そんなことなど何も知らずに「草〓くんが翻訳」に惹かれて読みました。

「汝の隣人を愛せ」的な、善人による善行の数々が易しい文章で綴られているので子供でも読めます。

例えば貧しい身なりのおばあさんが屋台の練り物(おでんかな？)を買いに来る話。物忘れがひどくてすぐ忘れちゃう…と嘆くおばあさん。屋台のおかみさんは支払いをしようとする彼女に「さっきお代はいただきましたよ。お忘れですか」と言ってさりげなくご馳走をする。

とまあこんな感じのイイ話集なのです。
善行というのはさりげなく行うもので、人から褒められたり感謝されたりするために施すものでないのね、と思いました。
しかもこれらは全て実話とのこと。心が洗われる思い、とはこのことですな。