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from: すばるさん
2011年03月18日 19時45分48秒
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「火の粉」雫井脩介
「火の粉」雫井脩介 幻冬舎文庫
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一家殺人事件の容疑者ながら証拠不足で無罪判決となった男が担当した裁判長の隣に越してきた。
気さくな男の態度に打ち解けていく裁判長一家だったが、次第に不吉な空気に包まれていく。
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まずまず面白かったです。雫井さんの作品は起承転〜承転結なんだよね(笑)
ほぼコイツで決まり!ってとこまで持っていってガラッと変わる。だから飽きないんでしょう。
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ただ、物語の骨子はやはり裁判長一家の何の権限も持たない「素人さん」の推理モノですから、どうしても「そんな重要な事を警察が見逃すわけがないじゃん」って部分が数々あって白けてしまいます。海外モノだと私立探偵でも拳銃所持があったりして警察以上の捜査があっても納得出来るんだけど。
やはり国内モノなら最後まで警察や元警官なんかをかませるなりして巧さを見せて欲しかったです。
でも幼なじみの証言シーンなんかはジワジワと恐怖が迫ってくる感じで読み応えがありました。
なんか感想書いてるうちに○から◎になってしまったっす(笑)
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