「血と骨」梁石日 幻冬舎
----------------
1930年代、朝鮮済州島から大阪に渡り蒲鉾工場で働く職人・金俊平。184cm100kgの体躯と傍若無人の振る舞いにヤクザでさえも怖れる男であった。強引に結婚させられた英姫をはじめ彼の凶暴さに震えおののきながら暮らす人々の日常。
----------------
とにかく「強烈」のひとこと！(((゜д゜;)))
作者の実父の自伝的物語とされてますが…いや〜私も数々の小説を読んできましたが、ここまで凶暴粗悪な主人公は初めてかも(^^);
戦時中という時代背景と儒教色の強い朝鮮人社会ってのがリアリティに深みを加えています。
ただ俊平は徹頭徹尾、極悪でどこかで改心するだとかはないんでお話としては平板ですけど。
ビートたけし主演の映画もちょっと見てみたいです。でも、どう考えてもたけしじゃガタイが貧相だし(^^);
〓