「黒い太陽」「女王蘭」に続くシリーズ完結編です。前回の「女王蘭」でキャバクラのトップ争いをし、藤堂猛は立花篤に完敗し「風俗王」の名を明渡してしまった。しかし藤堂は夜の世界からの引退を賭けた代理戦争を立花に提案する。天才と呼ばれるゆりな対キャバクラをすでに引退し、クラブのママとなっている伝説のカリスマキャスト冬海。最後の最後まで気が抜けない戦いはどちらが勝つのか、どちらが夜の世界から身を引くのか・・・過去の新堂作品で「溝鼠」「毒蟲vs溝鼠」に登場した復讐代行屋鷹場とわかれさせ屋の大黒が登場し物語は大きく変わっていきます。最終戦争のエンディング辛いです。本当にこれがシリーズ最後になってしまうんですか・・・残酷な終焉ですがこのシリーズ好きな方すごく面白かったです！