サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: ハマジンさん
2011/10/20 14:05:56
icon
「嫌な女」「平等ゲーム」 桂望実
「死日記」は挫折しましたが、他の話はまずまず楽しめるので最近けっこう桂望実を読んでいます。
☆「嫌な女」は、堅物で友達の少ない弁護士の徹子が、遠縁の夏子…奔放で自己中で詐欺師まがいの人生を送る女…とのくされ縁を描いた話。いわゆる異性の前だと態度が変わり同性に嫌われるタイプの女=「嫌な女」…とはちょっと毛色の違う女性です、夏子は。
弁護士になり立ての頃からずっと、困ったことがあると夏子からの依頼がきて、本当に嫌な女だと思いながらも自分と正反対の夏子の言動に段々惹かれていき、そうこなくっちゃ夏子ではない!とか思う徹子が面白い。
☆「平等ゲーム」瀬戸内海の島にあるユートピアは、全ての島民が平等であり何事を決めるにも島民の投票による。そこで生まれ育ったピュアな「僕」が、移住者の勧誘に本州にやってきて様々なカルチャーショックを受ける話。そして理想郷には実は裏があったんだよね。当然だけどね。
風景画を描くのが得意な「僕」が、人物を描けと言われて困るんですが、段々と世間を知るにつれて輝きのある絵を描くようになる。そして何かをやり遂げる喜びとか妬みとかの感情を持つようになる…ってターミネーターかお前は!って感じ。
ま、島は遊びに行くところですね。ユートピアなんてものはないです。人間が集まれば必ずそこには悪意や欲望が生まれますから。
もう少し現実社会で我慢することを覚えましょう、と思います。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 1
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全1件
from: すばるさん
2011/10/20 15:27:51
icon
「Re:「嫌な女」「平等ゲーム」 桂望実」
桂望実、調べてみたらあんまり出してないのね。
『死日記』(2003年)
『県庁の星』(小学館)
『ボーイズ・ビー』(小学館)
『Lady,Go』(幻冬舎、2006年)
『Run! Run! Run!』(文藝春秋、2006年)
『明日この手を放しても』(新潮社、2007年)
『女たちの内戦』([朝日新聞社]、2007年)
『平等ゲーム』(幻冬舎、2008年)
『WE LOVEジジイ』(文藝春秋、2009年)
『嫌な女』(光文社、2010年)
『ハタラクオトメ』(幻冬舎、2011年)
文句付けながらも結局全部読んでる(笑)
私はハマジンさんとは逆で、デビュー作の『死日記』が一番好きです。
てか、どれを取っても「帯に短し襷に長し」なんだよね(^_^;)
淡々としていて、大した盛り上がりもなくて…だから『死日記』が一番しっくり来るように思えます。あとは…『ハタラクオトメ』かな〜
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト