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from: yeshangさん
2012年02月15日 12時55分13秒
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「道元禅師 上」立松和平著(新潮文庫)
道元は日本曹洞宗の開祖、永平寺を開いたことでよく知られています。
本文は道元(幼名は文殊丸)に生まれた時からつき従う右門の語りによって書かれています。
従者から見た道元ですから、どうも北朝鮮人が金正日、「しょうぐんさま」を語るような道元様さまの感じがします。
初めのうちは、道元が生まれるまでの京での天皇・公家の話が延々とあって道元の生まれた時代、いかに道元が位階の高い家の血筋を引いて生まれてきたかの説明になっていて多少辟易します。
しかし、道元の「正法眼蔵」、「随聞記」につながる話も出てきますので、それらを理解する上で参考になります。上巻は中国・宋に上陸したところまで、天童寺に入るところまでです。中・下巻になれば道元が本格的に活躍する場面になると期待しています。
道元大好き人間にはいい本でしょうが、私の場合、道元について知りたいので我慢して読み進めることとします。
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若いころ「正法眼蔵随聞記」を読んで、「正法眼蔵」も読みこなそうと何度か挑戦するのですが、どうもよくわからなくて挫折の繰り返しをしています。
立松和平の「道元禅師」が出ましたが、なかなか手が出せなかったところ、その文庫版が出ましたので買いました。と言っても2010年7月に買って積読になっていたのをようやく引っ張り出して読んでいるところです。
結構ボリュームがあって、私の理解する道元ですからなかなか手つかずになっていたところ体調と気力を整えて、気合いを入れて読み始めました。
今のところ道元に関心のある人、好きな人以外には勧められない感じを持っています。
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