６４歳で退職したオールドミスの星川葉子。一人暮らしに猫との付き合いが続くお話です。

　退職前にアパート近くで野良猫を見つけて餌を与えていたが、気がつくとあちこちで餌をもらってかわいがられているよう。その猫が亡くなったとある日飼い主が生前のお礼にと果物を持って挨拶にきてくれた。
　しばらくして退職して姉の近くに引っ越し。姉の家では仲が悪くていつも取っ組み合いをする二匹の猫の一匹アトムを引き取るが、娘が帰ってきてアトムがいないことに大騒ぎ。結局もう一匹のナイルを引き取って家での猫との生活が始まります。

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　郷の母も我が家も猫を飼っていて、皆猫好きなので娘も母も読めばと思って買ってきました。
　猫の性格、動作、飼う上でのこまごまとしたこと、フムフムとうなづきながら読みました。
　作者は俳句の人。文章は曲がりなりにも読みやすいとは言えないながら猫好きでついつい読み終えてしまいました。