小学生の大介と麻里はキャンプで、麻里が蛍を見たいというもので年下のアキオを連れて夜なかにこっそり蛍を見に行く。
　アキオは中学生になって野球部に入るが、放送部で下級生の美紀に心が引かれる。野球部をやりながら高校に進む。
　掌ホタルのマンションの部屋にミニーと言う中学生が訪ねてくる。家出してきたと言うが、母子家庭で母は旅行中とのこと。ミニーは母が帰ってくるまで毎日訪ねてくる。
　そして大介も麻里もアキオもミニーも大きくなった時・・・

　物語の途中、途中で深夜に「星空放送局」が聞こえてくるのだが。

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　幻想的・ファンタスティックなお話ですが、私だけがそう感じたのかもしれない。それだけ生きてきたからかとも思います。
　「星空放送局」のＤＪはバックグラウンドになっていて、終りに近づくにつれストーリーとともに収束していきます。バラバラたった話が最後にクロスして。
　追憶と郷愁を感じさせる大人の童話のようなお話です。