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from: yeshangさん
2012年06月28日 14時19分04秒
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「乾山晩愁」 葉室麟著 (角川文庫)
5篇からなる短編集ですがいずれも画家のお話。
尾形光琳と弟深省(陶工で絵も描く、のちの乾山)を書いた「乾山晩愁」。
「永徳翔天」は狩野永徳、そして永徳に挑戦する長谷川等伯の「等伯慕影」。
「雪信花匂(はなにおい)」は永徳につながる江戸期の大家狩野探幽の弟子となった女性絵師雪信。
そして狩野派を飛び出して俳諧と気ままな絵を描く朝湖ことのちの英一蝶の「一蝶幻影」。
室町から江戸期にかけての綺羅星のような画師が当時の政治・社会情勢を背景に書かれています。短篇ですがいずれも内容は凝縮されています。
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葉室麟の「銀漢の賦」を読んで、ぜひもう一冊と思い買った本ですが、購入日付は2010年11月となっています。
積読リストを見て、そういえば読もう読もうと思いながらちょっと気合いが要りそうで後回しになっていたのに気づいて読みました。
各篇は独立していますが、枝葉のように関連づいていて、読みごたえのある作品群になっていす。
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