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  • from: yeshangさん

    2012年10月24日 20時53分11秒

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    「TUNAMI 津波」 高嶋哲夫著 (集英社文庫)

     黒田慎介:大浜市役所防災課職員、瀬戸口誠治博士:日本防災研究センター長、漆原尚人副総理(震災後は総理代行)、河本亜紀子:防災担当副大臣(震災後は大臣代行)、その夫の松浦真一郎:陸自一等陸佐などの登場人物が主人公になっています。

     阪神淡路に次ぐ平成大地震のあと、東海・東南海・南海地震が懸念される中その予兆が観測され、東海地震の警戒宣言が出され、地震が発生します。
     警戒宣言の発令だけで日本は経済・国民生活に多大の影響が出ますが、地震は大きな揺れと小規模津波が発生しただけで終わります。

     警戒宣言による経済的損失、東海地震に対する警戒を怠っていたところに本物の東南海地震が発生、続いて東海・東南海・南海地震の三連動が・・・

     まるで先の東日本大震災を見ているような状況が展開されます。東日本大震災もTVで見ている分には大変な状況はわかりますが、その地にいるような緊迫感・危機感を味わされました。
     しかもここでは東海・東南海・南海地震の三連動大地震です。著者はまるで先の東日本大震災を予見したような、三連動大地震を予知するような書きっぷりに改めて次に来る大地震への備え、心構えをしっかりとしなければとの思いにさせられました。
    --------------------------
     東日本大震災では福島第一原発が重大な被災を起こしましたが、ここでは静岡の大浜原発に危機が迫ります。原発の現地責任者の三戸崎は制御棒を手動操作するため一人で原子炉建屋に入り大事故を防ぎますが、帰らぬ人に・・・

     地震、津波、原発被災、災害対策、災害後の対応などなど非常に考えさせられるものの多い内容です。600ページの大冊ですが東海地震発生後は現地にいるようなあわただしさで一気読みしてしまいました。なお初版出版は2005年です。

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