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from: yeshangさん

2013年06月08日 20時58分05秒

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「三万年の死の教え チベットの「死者の書」の世界」

読書途中なのですが、中沢新一著、角川文庫の本です。「誕生のときにはあなたが泣き、全世界が喜びに沸く死ぬときには全世界が泣き、あなたは喜びにあふれるかく

読書途中なのですが、中沢新一著、角川文庫の本です。

 「誕生のときには あなたが泣き、全世界が喜びに沸く
 死ぬときには 全世界が泣き、あなたは喜びにあふれる
 かくのごとく生きることだ」

が、非常に強烈に感じました。

 そして、この世では、入試、就職、企業間競争などなど、趣味やスポーツでも競争相手との戦いがありますが・・・。
 「死というライバルだけはリアルで、絶対的なものだ。そのライバルに打ち勝てるかどうかということが、ぎりぎりのところで唯一この人生で意味をもっていることなのだ」ということばが。

 確かに、死を前にいかに生きるかが非常に大切であり、その解答は般若心経で言う「六波羅蜜」であり「八正道」だと思うのです。

 死は肉体が滅んで精神のみの世界に入るという大変な変化・カタストロフィーが生じます。
 人生では、小学校に入り、中学・高校・大学と、そして就職して結婚し、子供が生まれてとのさまざまな急激な変化・カタストロフィーを経験しますが、「死」は比べるべくもないカタストロフィーです。
 このカタストロフィーは、明治維新や終戦と言った激変以上の人生の大問題です。

 そして、その死はいつ来るかわかりません。交通事故・心筋梗塞や先の東日本大震災などなどのように。

 「死」を前面にして、今をいかに生きるか? 再度言いますが、「六波羅蜜」であり「八正道」だと思います。

 決して悲観に陥ることなく、生の本質をとらえて、正々堂々と生きていきたいものです。

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from: yeshangさん

2013年06月09日 20時46分46秒

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あとがきまで入れて186ページの小冊子ですが、興味深く読みました。

 第一部「「死者の書」のある風景」は、NHKスペシャルの番組のための台本とかかれていますが、以前にNHKテレビで見た記憶があります。漫然と見ていたのが文章で読むとまた新たなことに気付かされます。

 第二部「三万年の死の教え」、第三部「カルマ・リンパの発見」では、更に理解を深めてくれるとともにチベット密教というかラマ教というか、チベットの宗教・文化を理解するうえで参考になりました。

 宗教を越えて、いずれもいつかは死ぬ運命ですが、肉体と精神(こころ)を持っている「生」について考えさせられる書でもあります。

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