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from: yeshangさん
2013年06月27日 19時07分48秒
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「花鳥の夢」 山本兼一著 (文芸春秋)
狩野永徳の物語です。
先に、長谷川等伯の安部龍太郎の「等伯」が直木賞になりましたが、それに劣らぬ力作です。
「等伯」を読んで逆境にひるまぬ生きざまに感動しましたが、一方の永徳は生まれながらの狩野家を継ぐ絵師の家柄で、幼いころからその天分を引き継いだ天才肌。
しかし、何もかもに恵まれた永徳とは言え絵に対しての精進と煩悶は、天才ゆえの戦いがあります。そこに等伯と言う強力なライバルが現れて。
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日経新聞夕刊の書評に5つ星で紹介されていました。(6/26)
やっと3/4まで読み進めたところですが、確かに安部龍太郎の「等伯」に対抗する内容と思います。前後してこのような等伯・永徳のような力作が出たことも面白いものです。
書評の最後に「一体どのような結末になるか気もそぞろになる。この凄絶極まりないラストは歴史小説史上に永遠に記憶されるものとなろう」と書かれていますが、それを楽しみに読み進めています。
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永徳と等伯の苦労をみて、子供のころは親が大酒飲みでそれで家は貧乏と思いつらい思いをしたものですが、振返ってみれば、結構な生活をしていて、何の不自由もなく地元の家柄にも不足はなく生きてきたものだと今になって思う次第ですが、この二人の苦労を思うと、やはり精進が足りなかったと思うことしきりです。
しかし、今からでもやれることはやろうとの思いをもたらされる書です。-
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