数十冊にわたる角田光代さんの書評、感想です。

　しかし、私の読んだ本は２,３冊でした。

　角田さんは、どんな本にもそれなりに感激して、心を通わせていますので、100%信じる気持ちはありません。
　しかし、小説家として、走り出した頃、多くの本を読まなければと、書評をなにもかも請け負って、書いたのがこの本になっています。

　角田さんはほんとうの読書好きなんでしょう。

　私は、とてもこんな風に小説を読めません。好きなもの、面白いもの、心に来るものなどでないと。
　しかし、年齢とともにそれが、変わってくることをここでも書いています。

　若いころはつまらないものだったのが、以前はとっかかりから読めなかったのが、非常な深刻なお話になっているのに気づかされたなど。

　私としては、他人の本棚を覗き見るような興味本位で読みましたが、そして、それが本好きにはとてつもなく楽しいのですが。