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from: yeshangさん
2015年08月12日 00時29分51秒
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「若冲」 澤田瞳子著 (文芸春秋)
江戸時代の画家、伊藤若冲のお話です。
京の老舗の青物問屋の長男でありながら、若いころから絵に没頭し、心配した母親が嫁を取らせたものの、家業には一向にかまわず絵に打ち込む間に、嫁は嫁ぎ先の母や周囲からの冷たい仕打ちに2年で自殺してしまいます。
これが、若冲には非常な悔恨となって、かえって、創作へと進ませます。
同時代の絵師には、丸山応挙、与謝蕪村がおり、朋友でもある池大雅がいます。
人付き合いの悪い若冲は応挙や蕪村とは付き合いはなく、弟子も育てようともせず、ひたすら死なせた妻を思いつつ絵を描き続ける生活です。
しかし、異母妹のお志乃がそんな若冲の世話をして支えています。
絵を描く上では何不自由のない身の上ですが、若冲の心の中では死んだ妻のこと、母や弟たちとのいさかいを抱えつつの生涯です。
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若冲の絵はグラビア雑誌で見ましたが、鶏や草木の絵が画面に余白のない細密画で絵がれているものが多く、すごいと思うとともにあまりにびっしりと隙間なく書かれた絵には疲れを感じます。作品はネットで見ていただければと思います。
中では、右前脚の手のひらをなめる虎の絵は好きな絵です。大きな目玉としぐさに面白さが感じられます。
直木賞候補にもあがった作品です。
コメント: 全1件
from: あいこさん
2015年08月12日 19時48分32秒
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伊藤若冲さんの絵を見てみましたが、色彩のはっきりした個性的な絵ですね。才能を感じました。確かに疲れも感じますね。
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