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from: yeshangさん
2016/02/02 13:16:19
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「小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯」 古川智映子著 (潮文庫)
京都の豪商三井家から大坂の大店の両替商加島屋広岡家に嫁いだ浅子は趣味三昧を送る夫信五郎に代わって加島屋を一手に引き受けていきます。
NHKの朝の連続ドラマで放送中の「あさが来た」主人公です。
明治維新前後の波乱期を乗り切り、世の変化を先取りし、両替商を銀行に、さらに石炭鉱山を経営、綿花の貿易に広岡商店を開き、尼崎紡績・大同生命の経営、女子教育の必要性を感じての女子大学校設立にと、幾多の困難を転機・好機ととらえて突き進む姿は単に痛快とだけで表現できません。
銀行経営では女性社員の人選を見極め、実戦部隊として活用しています。
大阪経済の実業者、教育者としての働きは今日の社会にもない空前絶後の八面六臂の活躍です。男女の雇用機会均等法、育児問題も女性側からも考えさせられるのではないかと思います。
浅子の生き方を見ると、私としては反省しきりですが、女性だけでなく男性にも気概を与える本です。
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私の入社当時は技術系大卒採用社員は250名中女性は一人、建築系の社員でしたが、それも珍しいことでした。今は2割程度が技術系女性社員になっています。
しかし、昔は農漁村、個人経営の企業・商店では夫婦が同等に働いている家が多くありました。私の家は個人商店でしたが、母が実質の経営者でした。
しかも、女性は同じように働きながら家事、育児、親戚・近所の付き合いもこなしていました。男女の雇用機会均等法以上の働きをしていた家も多かったと思います。
世の中サラリーマンが多くなって、男は仕事女は家政の風潮が出来たのでしょう。
ここにきて、女性も仕事で活躍する人が増えました。時代は右に左に触れながらきていると思います。髪結いの亭主みたいなものもいていいのでは・・・・。
コメント: 全1件
from: yeshangさん
2016/02/02 20:52:19
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浅子がよく述べていた言葉に「九転十起生」があります。
「七転び八起き」から浅子が言い出した言葉でしょう。
普通は、普通の人は七転び八起きだが、浅子にはそれより二つ多い九転びにしています。
ここに七転びではへこたれない、転んでもただでは起きないという気構えが感じられます。
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