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from: yeshangさん
2016年09月21日 19時36分05秒
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「真田信繁 戦国乱世の終焉」 相川 司著 (中公文庫)
真田信繁こと「幸村」のお話ですが、幸村の祖父幸隆、父昌幸、そして信行・信繁(幸村)兄弟三代にわたる三代記です。
小説でなく、伝記・歴史書といったほうがよい本です。
まさに戦国時代の真っただ中で弱小の真田一族は、武田、上杉、織田、秀吉と家康につきながら信州の上田や沼田を守ってきました。
関ケ原の戦いでは昌幸・信繁父子は西軍につき、敗戦の結果、九度山の地に配流され14年間を過ごしています。
この後、大坂の陣で信繁は大坂に出陣、冬・夏の陣に参加するまでの内容です。
史実に基づき、相川氏の考えも述べられていて、新たな事実や発見があり面白く読みましたが、あくまで歴史書に近いものですから読みづらい面があるでしょう。
しかし、信繁や当時の実態を知る上では貴重な本と思います。
私は、信繁・幸村が関ケ原後、14年過ごした九度山の出身なので、九度山の生活がどこまで書かれているか興味を持っていましたが、一般的な話で終わっていました。
NHKの大河ドラマ「真田丸」はいよいよ関ケ原の合戦後のお話に移り、真田父子の九度山での生活に入ります。TVドラマではどうなるのか期待してみています。
九度山町では、「真田丸」でにぎわっていて、ドラマの展開とともに、この秋には「楽市楽座」、「収穫祭」などがあって一層の賑わいを見せるでしょう。
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