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from: yeshangさん
2017年09月21日 21時17分44秒
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「いま戦争と平和を語る」 半藤一利著 (日経ビジネス文庫)
戦争と平和の本質を語ろうとした本と思います。
明治以来の戦争を振り返りつつ、日本は40年ごとに興亡を繰り返してきたとの思いがあるそうです。実際、先の大戦まではそのとおりであり、その後の1945年(昭和20年)の後の1985年後はどうかと思います。まさに失われた何十年になるのではと。
これまでの戦争の解説とその背景、そして太平洋戦争についてわかりやすく、納得しやすい内容で語られています。
そして、今の、今ある問題を歴史を通してどう考え、解決すすればよいかを回答はありませんが、よく考えよ-というような内容です。
今起こっている中国の海洋進出・一帯一路、北朝鮮の先軍主義-軍国主義、韓国の歴史を認識しない慰安婦問題やベトナム戦争での大量虐殺・目に余る婦女暴行なども歴史の認識や歴史の改ざんも多くあります。
本書は気軽に読める内容ですが、いろいろと考えさせられるものを提供しています。
本当に日本人は先の戦争をよく考え、教訓として理解し、本質を追求してきたかは、「もうあんな戦争はこりごりだ」の一言になるのではないかと思います。
その気持ちも今はなくなりつつあるのではとの思いです。
とにかく平易に読めて、戦争と平和についてよく考えさせられる本です。
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