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from: ビノさん
2017年10月04日 11時13分14秒
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「男の作法」 池波正太郎
「鬼平犯科帳」を筆頭に、数多くの時代小説の傑作を世に送り出した池波正太郎先生。
そんな中でも僕が好んで読むのが、先生がお書きになられた沢山のエッセイ本です。
映画や演劇に関する本もたくさん出しておられるのですが、食通で知られるだけあって、食に関するエッセイは群を抜いて面白いのです。
昨今、巷に溢れるグルメな人々とは明らかに一線を画してるのが、
先生は単なる美食家ではないという事です。
食とは生きる事そのもの。生前常にそう口にしていた先生は目先の味だけにこだわる事なく、食を取り巻くその佇まいにも目を向けることを大事にしていました。
さて本書「男の作法」なのですが、先生はこのタイトルに抵抗があったらしく、
曰く「私は、他人に作法を説けるような男ではない」と。
謙虚にそう言っておられるが、逆に先生ほど相応しい人はいないんじゃないか。
誰しもが読み終えてからそう思うに違いありません。
そしてこの本の面白いところこは、全て先生の語りで構成されているところです。
編集者と先生の友人を相手に語りおろされたものなので、読んでいるうちにまるで先生に直接作法を説かれているような感覚を楽しむ事ができます。
この本には生きて行く上でのヒントとなる言葉が随所に散りばめられていて、何かに迷った時には手にとって、先生の言葉に耳をかたむけています。
ちなみにカバー装画は池波正太郎先生自身のもの。
執筆の傍ら、沢山の絵画やイラストを手がけていた事でも有名です。
その数はなんと500点以上。やっぱり大尊敬です。
コメント: 全1件
from: yeshangさん
2017年10月04日 21時57分21秒
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最近は読書の時間、読書量が減っているのに積読が増えていて、書店に行く機会を減らしています
行けば何か面白そうなものを見つけて買ってしまうからです。
それでも新聞の書評欄や広告には目が行きます。
「男の作法」は気になっていた本ですが、書店で見てみて買ってみようと思います。
最近は自分の平均余命から今ある積読が消化できるかが大きな問題だと認識している次第です。
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