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from: yeshangさん
2017年10月10日 20時57分54秒
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「夢をまことに」 山本兼一著 (文春文庫)
鉄炮鍛冶の村、国友村の一貫斎藤兵衛は鉄炮鍛冶ですが、いろいろなことを考えては実現できないかを想う人でした。
気炮(いわゆる空気銃)を知って、製作に取り組み完成させ、万年筆の元祖となるような万年筆というようなもの(懐中筆)を造ったり、長く光り輝く灯明台(ランプ)を造り、テレスコッフ、いわゆる反射望遠鏡の制作に取り組みます。
一貫斎は夢はまことになるとの思いを込めて数々の新商品を開発します。
一貫斎の技術に対する取り組みは今の日本人に忘れている技術への取り組みの姿勢を教えてくれると思います。
そういう私も技術への取り組みが甘かった、勉強が途中でいい加減になった、世の中人のためにとの気持ちがなかったと反省しています。
今、読み終えたばかりで十分な書評になっていないのですが、若い技術者には是非読んでほしい本です。
一貫斎の考え、生き方は大いに参考になると思います。
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