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from: yeshangさん
2018年11月29日 20時35分10秒
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「空海の思想」 竹内信夫著 (ちくま新書)
空海の思想についてよく研究された本です。
第一章は空海の願文(「性霊集」から)、第二章は「即身成仏とは何か」(「即身成仏儀」)、第三章は「声字実相」とは何か(「声字実相儀」)、終章は「万灯万花の願文」からなっています。
解説に応じて空海の経歴・業績、比叡山との関係なども述べられています。
しかし、難解です。
何が難解かというと、考えさせられる・共感できるまでは行きつくのですが、これを実感し、体感できるまでは難しいということです。
実践と智慧の積み重ねが必要と考えます。
実践は般若心経の説く観自在菩薩の行・般若波羅蜜の実践、具体的には布施・自戒・忍辱・精進・禅定・智慧でしょう。
智慧は知識の積み重ねとそれをもとにした思考の繰り返しになると思います。
この年になると日暮れて道遠しの感がありますが、引き続いてNHKテキストの100分で名著の「維摩経」、「法華経」を読む予定です。
両経とも何冊かすでに読んでいますが、100分で名著で読み直すことで新たな知識や気づきがあればと思っています。
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