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from: yeshangさん
2019年09月10日 21時25分01秒
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「ワカタケル」 池澤夏樹 著 (日経新聞 朝刊)
日経新聞朝刊の連載小説で、本日最終回を迎えました。
ワカタケル、第21代天皇、雄略天皇の物語ですが、后のワカクサカとともにヰト
(稗田阿礼 女性)が語る形で25代天皇ワカサザキで終わっています。
ワカタケルは大王(おおぎみ)による専制支配を確立させ、天皇を中心とする中央
集権体制を作りました。
そのため倭国の豪族を平定し、さらには朝鮮半島の任那を支配して、新羅、百済、
高句麗とも関係を持つとともに戦も起こしています。
5世紀末ごろのお話ですが、当時の倭国、朝鮮半島とのつながりもうかがい知れます。
多少エロチックなところもありますが、単行本化されればそれもまたベストセラーに
つながる本になるのではと思います。
現在の韓国は日本の歴史には反感を持っていて、任那の存在は否定しいます。
日本の小中学の社会の歴史でも韓国に遠慮して任那の存在は記載されてないようです。
古事記は稗田阿礼の口述を太安万侶が記述したとされていますが、稗田阿礼はヰト
から次の稗田阿礼となる女性に引き継がれて語り継がれたようです。
古事記の世界にいろいろと発見のできたお話でした。
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